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【高校野球】1年前はボールボーイの攻玉社・丸山和響主将が公式戦1号「今までの中で一番いい試合」

スポーツ報知 / 2024年7月10日 22時0分

初回、先制の2ランを放った攻玉社・丸山和響主将(カメラ・大中 彩未)

◆第106回全国高校野球選手権 東東京大会▽2回戦 攻玉社10Xー0品川翔英=6回コールド=(10日・大田スタジアム)

 昨夏の2回戦と同カードとなった試合は、攻玉社が10―0で6回コールド勝ち。昨年、創部後初勝利を献上した品川翔英に雪辱を果たした。

 「今までで一番いい試合だった」。主将・丸山和響外野手(わきょう、3年)は喜びを爆発させた。初回2死二塁で迎えた第1打席。「思い切り、自分のスイングを貫き通す」と決めて臨んだ。初球、真ん中直球をはじき返した打球は左翼スタンドに突き刺さり、公式戦初本塁打となる先制2ラン。「(スタンドまで)いったか不安だったんですけど、入ってくれて良かった」と思わず笑みがこぼれた。

 少し遠回りをしてたどり着いた舞台だった。中高一貫校の攻玉社。中学卒業後、多くの部員がそのまま高校の野球部に入部する中、「一度野球の熱が冷めちゃって」と、一度野球から離れた。だが少し経つと「またやりたいな」と情熱が復活。1年空けた高校2年生のゴールデンウィークに野球部に入部した。しかし、入部時期の関係で夏の大会に向けた選手登録に間に合わず。昨年の夏の東東京大会ではボールボーイとしてチームを支えた。

 そして新チームとなって迎えたシーズン。主将指名制の攻玉社で、監督から主将に指名された。中学では肩書こそ副主将だが、主将の退部により実質的にキャプテンを担った。重みは承知している。「キャプテンになってからはチームのトップとして引っ張っていけるように。人一倍努力したりとか、お手本になれるように、礼儀正しくとかは結構心がけてます」と背中でチームを引っ張っている。

 第3打席、第4打席は続けて申告敬遠され「もう一本打ちたかったな」と、どこか悔しそうな表情を見せた主将。次戦は17日に、板橋と大田桜台の勝者と対戦。板橋は2020年に0―10で敗れた因縁の相手だ。「(板橋になったら)またリベンジという形になる。リベンジを果たしたい」。品川翔英に続く雪辱を果たすため、静かに闘志を燃やしている。

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