ラグビー トゥールーズ、ＳＨ斎藤直人との所属契約発表 デュポンと正位置争いへ「一番手を狙う気持ちでいく」

　ラグビーでフランス１部王者のトゥールーズは１０日、日本代表ＳＨの斎藤直人と２０２４―２５ジーズンの契約を締結したことを発表した。この日までにオンライン会見した斎藤は「小さい頃から憧れがあった。世界クラスの選手になりたい」と、新天地での挑戦に意気込みを語った。

　かねてより海外志向は強く、昨年のＷ杯フランス大会を経てより強い思いとなった。「（移籍先として）イングランド、フランスと言うふうに考えていて。自分が一番何を伸ばしたいか。キッキングゲームというところで、よりキックが重要になる国でプレーしたいと思っていた」。契約は単年だが、複数年で腕を磨きたい思いもある。「個人的には、できるかぎり海外の環境でプレーしたい」と胸中も明かした。

　今季欧州クラブ王者にも輝いたトゥールーズには、フランス代表で世界的ＳＨのデュポンらが在籍する。「学べる限りのことを学びたい。デュポンは、チームのルールの中でもひらめきを大事にしている。そこは自分が今後、キャリアを進めて行く中で伸ばして行きたい」と斎藤。２７年Ｗ杯に向け、期待の成長株は「日本人とか１年目とか関係なく、９番、一番手を狙う気持ちでいくし、アグレッシブにいきたい」と意気込んだ。