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【高校野球】北照の岡崎夢翔がOBの兄に続き「自分も甲子園に」…南北海道大会 初戦は酪農学園大とわの森三愛戦

スポーツ報知 / 2024年7月11日 5時7分

笑顔を見せる北照・岡崎(カメラ・島山 知房)

 第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕・甲子園)の出場切符を懸けた南北海道大会が11日、札幌円山球場で開幕する。開幕を翌日に控えた10日には公式練習が行われ、出場全16チームが調整した。5年ぶりの優勝を狙う北照の岡崎夢翔(ゆうと)捕手(3年)は、OBの長兄に続く甲子園出場を目指し、13日の初戦・酪農学園大とわの森三愛戦に挑む。

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 兄が偉業を成し遂げた舞台で、北照・岡崎が大暴れする。高校では初めて円山の土を踏み「やっぱり雰囲気が違う。楽しさが違う」と笑顔がはじけた。

 兄2人が同校OB。長兄・翔太さんは18年南大会決勝の駒大苫小牧戦で大会史上初のサイクルヒットを達成した。当時小学6年生だった岡崎は、次兄・夢蔵さんとスタンドから声援を送り、甲子園も現地観戦。幼い頃から北照に対する強い憧れを抱いていた。

 「自分も甲子園に行きたい」。その思いで同じユニホームに袖を通したが、入学してから今春まで背番号を手にしたのは2年秋の全道のみ。上林弘樹監督(44)が「3兄弟の中で一番能力がある」とポテンシャルの高さを評価するが、結果が伴わなかった。

打撃の調子低迷指導受けて復調 5月の春季全道大会後も持ち味の打撃の調子は低迷。「このままではベンチに入れない」と最後の夏を前に危機的な状況に陥る中、翔太さんが救いの手を差し伸べてくれた。夏のメンバー20人を決める選手間投票1週間前に小樽で直接指導を受けると、徐々に復調。チームメートから練習に取り組む姿勢なども評価され、滑り込みで背番号20を手にした。

 小樽地区予選では全3試合でスタメンマスクをかぶり、公式戦初本塁打を含む9打数5安打6打点をマーク。春まで正捕手の福島秀陽(2年)がコンディション不良から復帰したため、南大会では外野手起用の可能性もあるが「地区(予選)と変わらず、自分の仕事に集中する。楽しくプレーしたい」。チーム一の飛距離を誇る強打者が、兄に続く甲子園出場という“夢”に向かって“翔(はばた)”く。

(島山 知房)

 〇…浦河は町民の思いも背負い、4強入りした14年以来の勝利を目指す。公式練習ではノックなどで土の感触を入念に確認し、阿部健太監督(35)は「(選手は)完全にのまれてました」と苦笑いを浮かべた。地区予選後は町民から寄付や飲料水などの差し入れが届いたほか、学校祭の日程を変更して全校応援の実施も決定。指揮官は「いろんな人がここまで応援してくれている。ミスしようが引いてはダメ。どんどんやってほしい」と18人の選手に全力プレーを期待していた。

 〇…札幌大谷は奥尻島出身の最速147キロ右腕・菊地大一(3年)が特別な相手との一戦に臨む。対戦する知内は兄2人の母校。進路は同校との2択で迷ったが「プロ野球選手になる夢をかなえるために」札幌大谷を選択した。春は右肩の炎症で出遅れたが、夏を前に完全復活。2年ぶりの頂点に向け「(知内の吉川)監督は兄がずっとお世話になっている先生なので、全道で戦えて幸せ。兄は行けなかった甲子園に行きたい」と力を込めた。

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