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カブス今永昇太、球宴前ラスト登板で6回0封8勝目…左翼が深い球場の特徴「頭にあった」と明かす

スポーツ報知 / 2024年7月11日 11時32分

◆米大リーグ オリオールズ―カブス(10日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパークアットカムデンヤーズ)

 カブスの今永昇太投手が10日(日本時間11日)、敵地のオリオールズ戦に先発し、6回6安打無失点、1四球6奪三振で約1か月ぶりの8勝目(2敗)を挙げた。

 ヤンキースを上回り、ア・リーグ東地区首位を独走する若きタレント軍団のオリオールズ。MLB最多チーム本塁打147本を誇る打線を封じた。

 前回登板は3日、本拠でのフィリーズ戦だった。MLB最高勝率のナ東地区首位を相手に、6回を投げて6安打3失点8奪三振と奮闘した。両リーグの最高勝率球団との連戦で、存在感を見せつけた。

 7日(日本時間8日)、16日(同17日)にレンジャーズの本拠地・テキサス州アーリントンで開催されるオールスター戦に選出された。球宴まで中5日となり、本番での登板機会も期待されている。

 今永は「マウンドのアジャストと、いいバッターがそろってるんで、 初回はそのいいバッターに対して少し自分が慎重になった」と苦しんだ立ち上がりを振り返った。この日はア・リーグ防御率1位のバーンズ、前回登板はフィリーズのエース、ウィーラーと、好投手との投げ合いが続いたが「普段は相手の打線と対戦するので、そこにフォーカスするけども、やはりいいピッチャーと投げ合う時っていうのは、先週の ウィーラー選手、今週のバーンズ選手と投げ合うことが、自分の足りないものを補う勉強にもなるので、 本当にいつも勉強になっている」と充実した表情だった。6回にはウェストバーグにあわや本塁打のフェンス直撃左越え二塁打を打たれたが「リグレーだったらホームランの可能性があった。でも僕もあそこが 少し深いっていうのも頭にあったので、なるべく右バッターには、打たれても(フェンスを)越えないような 打球を打たせたいなと思ってながら投げていた」と“保険”をかけていたことを明かした。

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