【中京記念】直線で抜群の伸びをみせたアルナシーム 橋口調教師「体をうまく使えるようになった」

順調に調整を進めているアルナシーム

◆第７２回中京記念・Ｇ３（７月２１日、小倉競馬場・芝１８００メートル、ハンデ）１週前追い切り＝７月１１日、栗東トレセン

　アルナシーム（牡５歳、栗東・橋口慎介厩舎、父モーリス）はダートコースで入念に乗り運動をしたあと、横山典弘騎手にバトンタッチしてＣＷコースで追い切りを行った。直線で鞍上が追い出すと重心を下げて反応し、５ハロン６５秒５―１１秒４をマーク。橋口調教師は「調教を工夫して、クロス鼻革を外してハミも替えた。体をうまく使えるようになったね」と笑顔でうなずいた。

　前走のエプソムＣでは５着だったが、指揮官は「手前の替え方が右回りに比べてぎこちなかった」と敗因を分析。小倉コースは今年の小倉大賞典４着以来となるが、当時はハイペースを前で追いかけて苦しくなった。３戦連続の継続騎乗となるベテランとのコンビで、もうひと押しを狙う。