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加納陸と世界王座争うアンソニー・オラスクアガが公開練習 「できるならKO勝利を見せたい」

スポーツ報知 / 2024年7月11日 13時13分

練習を公開しサンドバッグ打ちを披露したアンソニー・オラスクアガ (カメラ・小泉 洋樹)

◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・中谷潤人―同級1位ビンセント・アストロラビオ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦12回戦 同級2位・加納陸―同級3位アンソニー・オラスクアガ(7月20日、東京・両国国技館)

 WBO世界フライ級王座決定戦に臨むWBO世界同級3位アンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)が11日、東京・新宿区の帝拳ジムで、練習を公開した。

 ジムメートのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)がかつて保持していたWBO世界フライ級王座を同級2位・加納陸(大成)と争うオラスクアガ。この日はシャドーボクシング、サンドバッグ打ちをそれぞれ1ラウンドと軽めのメニューも、シャドーでは軽快な動きとスピードの乗ったコンビネーションを披露。バッグ打ちでは力強い右ストレートを打ち込んだ。

 「コンディションはとてもいい。素晴らしい環境で調整できていて、準備万端です。チャンピオンになる機会が与えられて、感謝している」とオラスクアガ。湿気が多い、梅雨の時期での調整だが「アメリカとは違う気候だけど、汗をかけていいです」と笑った。

 加納についての印象を聞かれると「インサイドが上手で、アッパーが得意で、そこからコンビネーションを打ってくる。前後にフットワークを使ってくる選手」と分析したうえで「ここまでトレーニングしてきたのは勝利のため。自信を持って、ここにいられるのはトレーニングのたまもの」と言葉に力を込めた。

 中谷とともに、ルディ・エルナンデス・トレーナーのもとで10代から腕を磨いてきたオラスクアガ。2020年9月にプロデビュー。23年4月には、WBA&WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)統一王者・寺地拳四朗(BMB)に挑戦したものの、9回TKO負け。それでも強打を駆使して激しい打ち合いに臨み、王者を圧倒する場面も演出した。昨年9月には東京・有明アリーナでジーメル・マグラモ(フィリピン)に7回TKO勝ち。2020年11月に、中谷とWBO世界フライ級王座を争った強豪を打ち破って再起を決めた。

 3日に来日。以来、中谷家に滞在して調整している。食事は中谷の母・府見子さんが減量メニューを作ってくれている。「潤人のママは料理が得意で、全部好き。どれもおいしいので、どれか一つと言われても選べない」とオラスクアガ。「減量はイージーです」と食べながら体重調整ができるほど順調だ。

 痛みがあった拳も完治しているというオラスクアガ。「潤人が残したもの(WBO世界フライ級王座)を手にするチャンスがあるのはうれしい。自分の名を上げるのは名誉。自分は常に前向きで全力で、賢く戦うファイターだと思っている。エキサイティングで、いい試合をしたい。できるならKO勝利を見せたい」と日本のファンに約束した。

 戦績は26歳の加納が17勝(8KO)3敗1分け、25歳のオラスクアガが6勝(4KO)1敗、26歳の中谷が27戦全勝(20KO)、27歳のアストロラビオが19勝(14KO)4敗。

 試合はPrime Videoで生中継される。

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