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元木村山の岩友親方葬儀 師匠の春日野親方「残っている者で一生懸命頑張る」 元栃ノ心「どんな時も笑顔だった」

スポーツ報知 / 2024年7月11日 14時3分

元木村山の岩友親方の葬儀で手を合わせながら沈痛な面持ちで出棺を見送る春日野親方(左)

 6日に42歳の若さで死去した大相撲の元幕内・木村山の岩友親方(本名・木村守さん)=春日野=の葬儀が11日、東京・墨田区の春日野部屋で営まれた。出羽海親方(元幕内・小城ノ花)ら同じ出羽海一門の親方衆や、親交のあった中村親方(元関脇・嘉風)、元関脇でタレントの豊ノ島ら約200人が参列し、明るい性格で誰からも親しまれた故人との最後の別れを惜しんだ。

 師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)は沈痛な面持ちで、弟子でもあった岩友親方の出棺を見送った。「(岩友親方の)親族とも話して、部屋から送り出す形になって良かったと思います。暑い中で多くの皆さんに来ていただいた。交友関係の広さというか、人間味が出ていたような気がします。指導にも厳しかったので、残った者で一生懸命頑張っていきます」と誓った。

 春日野部屋OBで元大関・栃ノ心のレヴァニ・ゴルガゼ氏は、岩友親方とは2008年初場所で同時に新十両へ昇進した仲。公私ともに仲が良かった。「(自分が)すごくつらい時でも『大丈夫、大丈夫』と言ってくれたり、冗談を言ってくれたり、どんな時でも笑顔の人でした。新十両に一緒に上がったし、ライバルでもありました。関取になれたのは岩友親方のおかげでもあります。いい兄弟子でした」と、しのんだ。そして「長生きしないとね」と同氏。42歳の若さで他界した兄弟子への思いを胸に、自らの人生を歩んでいくつもりだ。

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