【高校野球】石川大会が開幕…金沢のＭＡＸ１５１キロ右腕、山本悠人「釜田さんを超えたい」

入場行進する金沢のエース・山本

　全国高校野球選手権石川大会の開会式が１１日、石川県立野球場で行われ、参加４４チームが入場行進を行った。１３年ぶりの夏甲子園出場を目指す金沢は、最速１５１キロのエース右腕、山本悠人（３年）が決意を語った。選手全員で堂々と入場行進を終え、球場前に姿を見せた山本は「夏の大会は、ものすごく楽しみだし、この夏にかける思いは強い。いい状態なので、早く試合をしたいです」と明るい表情を浮かべた。

　今年５月末の練習試合では、自己最速の１５１キロをマーク。「相手のバッターがプロ注目選手で、追い込んだ後にインコースへ思いっきり投げました」と振り返る。今冬のテーマとして、７～８割のパワーで投げていくうちにフォームもまとまり、球速もアップしたという。

　目標とするのは金沢高出身で、元楽天の右腕、釜田佳直さんだ。「高校時代に１５３キロを投げていたという釜田さんを超えて、１５４キロ出したい。この夏は絶対に石川県で優勝し、日本一になりたいです」と山本。急成長中の速球派右腕が、今夏でさらなる飛躍を目指す。（中田　康博）