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バレー石川祐希と大学同期のボクシング代表・岡沢セオン、パリ五輪金で「バーター狙いのやばいやつ」と言わせない

スポーツ報知 / 2024年7月12日 6時0分

肩を組んでポーズを決める岡沢(左)と原田(カメラ・上村 尚平)

 ボクシング男子のパリ五輪代表で、71キロ級の岡沢セオン(28)=INSPA=と57キロ級の原田周大(22)=専大=が11日、都内で練習を公開した。昨年の杭州アジア大会で優勝した岡沢は、中大時代の同級生でバレーボール男子日本代表の主将・石川祐希(28)=ペルージャ=の活躍に刺激を受け「対談を組んでもらえるぐらい、僕も頑張らないと」とメダル獲得の野望を明かした。

 今度こそ表彰台の頂点に立ってみせる。岡沢は優勝候補として臨む2度目の五輪へ、静かに闘志を高ぶらせた。21年東京五輪はウエルター級(69キロ級)で2回戦敗退。「あの時は勢いで『絶対取ってやるぞ』みたいな感じだった」と振り返る。階級区分の変更で71キロ級に上げ、昨年の杭州アジア大会で優勝。「今は金メダルは取れるものだと思っている。気負いもない」と自信をみなぎらせた。

 輝きを放つ同期にも負けていられない。バレーボール男子日本代表主将の石川とは中大時代、同じ法学部で寮も一緒だった。「僕らの先頭を走っていた。話していても考えていることが深い。ああいう同期がいるのは、僕にとってはすごく幸せなこと」と刺激を受ける存在だ。

 現在も親交は深く、最近も食事をともにする機会があった。6月のネーションズリーグ・福岡大会は現地で観戦。「メダル取るだろうな、結果を出すだろうな、という雰囲気が出ていた」。石川のパリ五輪での活躍を確信する一方で、危機感も抱いた。「僕がまた負けて、『石川祐希の友達です』って言ってたら、もう一生バーター狙いのやばいやつみたいな感じになる。対等に対談を組んでもらえるぐらい、僕も頑張らないといけない」と気合を入れ直した。

 この1年は海外で積極的に個人合宿を組み、腕を磨いてきた。「自分のアウトボクシング、パンチをもらわない技術は世界の選手に負けない」と持ち味を再確認。愛するアマチュアボクシングを盛り上げるためにも「金メダルを取った後に、やりたいことがたくさんある。いい内容で取って、たくさん目立ちたい」と野望を燃やす。まずは日本勢4人目となる金メダルで、石川に堂々と肩を並べる。(林 直史)

 ◆岡沢 セオン(おかざわ・せおん)1995年12月21日、山形市生まれ。28歳。ガーナ人の父と日本人の母の間に生まれる。本名は岡沢セオンレッツ・クインシー・メンサ。中学までレスリング、日大山形高1年でボクシングを始める。中大などを経てINSPA所属。2021年世界選手権で日本勢初の金メダル。左ボクサー。身長179センチ。

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