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B2ベルテックス静岡 東大出身・森高大ヘッドコーチの指導に加納誠也「さすが赤門って感じ」…新シーズンへ始動

スポーツ報知 / 2024年7月12日 6時20分

選手たちの前で自ら見本を見せるベルテックス静岡の森新HC(カメラ・塩沢 武士)

 B2ベルテックス静岡は11日、静岡市内で2024―25年シーズンに向けて始動した。外国籍選手ら4人を除き、B1川崎から新加入した焼津市出身の増田啓介(26)=静岡大成中出=ら日本人9選手が練習に参加。Bリーグ初の東大出身ヘッドコーチ(HC)となった森高大(たかひろ)新HC(35)が、自らお手本を示すなど初日から約2時間のメニューをこなした。

 Bリーグ初の東大出身HCがベールを脱いだ。ベルテックス静岡の森新HCが、始動日から自らお手本となって選手を直接指導。1―1のディフェンスのポジショニングなど自身の考えを細かく、丁寧に選手たちへ伝えた。湿度が高い体育館で選手と同じくらい大粒の汗を流した。

 HC自身が持つバスケの基本概念を、チームに落とし込むことが最初の目的だった。「一見すると、プロとしては基本的すぎることだけど、そこを抜きにしては勝てるチームにならない。細かいところから種をまいて育てていこうと思ってます」と、意図を明かした。

 特に、指揮官が目指しているのがディフェンスで勝つチーム。組織的な守備を構築するには選手の共通理解が不可欠だ。「安定して勝とうと思ったら、ディフェンスの力がなくてはたどりつけない」。森バスケの“肝”となる部分を、さっそく初日に植え付けた。

 HCと同じ年で、昨季は主将を務めた加納誠也(35)は「すごく理論的。自分も新しいことを言われて学びが多かった」と、新チーム初日の練習に刺激を受けた様子。「さすが“赤門”って感じですよ」と、東大出身の指揮官らしい、論理的で細部までこだわった考えに感服していた。

 今回不在だった外国籍と帰化枠の4選手は8月上旬に合流予定だ。9月の天皇杯が今季初公式戦となり、前後にプレシーズンマッチなどを経て10月5日のリーグ開幕となる敵地・山形戦に向かう。「一個ずつ積み上げていくことが結局、成功への近道だと思っている。最後、優勝に値するチームになれれば」と、指揮官。B2優勝、B1昇格という最大の目標へ、理論派指揮官の下、新生・ベルテが船出した。(塩沢 武士)

 〇…初日を終えてB1川崎から加入した増田が充実した表情を見せた。「初めての練習で少しドキドキしていたけど、雰囲気も良くいい練習ができた」。指揮官からは194センチとサイズのあるスモールフォワードとして期待されるが、「始まったばかりでどういう役割になるか分からないけど、HCの求めるものを遂行できるように頑張っていきたい」。増田が徐々に、チーム内で存在感を示していく。

 ◆24―25年シーズンB2リーグ前半戦日程 B2で2シーズンを迎えるベルテ開幕(10月5、6日)は敵地で山形戦が組まれた。第2節もアウェーでA千葉と対戦。ホーム開幕は第3節で沼津の香陵アリーナに鹿児島を迎える。ホームアリーナの静岡市中央体育館での試合は、第5節の熊本戦。今季B2は14チームで争われ、ベルテは今季も西地区に所属する。

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