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レスリング・小菅慶士が“飛龍V3”目指す 父は元日本王者…静岡からいざ全国高校総体へ

スポーツ報知 / 2024年7月12日 6時10分

全国高校総体で父親が達成できなかった日本一を狙う小菅

◆レスリング (8月2~4日・佐賀県嬉野市中央体育館)

 憧れの先輩たちに続く。レスリング男子71キロ級で小菅慶士(飛龍3年)が、高校王者を目指す。現在、同校から2年連続で総体Vを輩出中。2022年は51キロ級で菊地優太(拓大2年)がV。昨年は80キロ級で浅野稜悟(中大1年)が制した。「高校初タイトルを手に入れて、今年も井村(陽三)先生を喜ばせたい」と、チャンピオンのたすきを受け継ぐ覚悟を示した。

 フリースタイルで競う総体とは違い、小菅の主戦場はグレコローマン。寝技が得意で昨年の国体同71キロ級で3位に入った実力者だ。4月に行われたJOC全日本ジュニア選手権ではU20グレコ72キロ級に出場し、格上の大学生を破って8強入り。ただ、6月の東海総体で2部門(フリー&グレコ)で優勝したように、フリーでも十分、戦える力は秘めている。

 偉大な父の背中を追いかける。父・裕司さん(49)は飛龍(当時沼津学園)から日体大に進学し、自衛隊で活躍。フリースタイル97キロ級で全日本選手権4連覇、全日本選抜3連覇した元日本王者だ。世界選手権最終予選で敗れ、2000年のシドニー五輪出場は惜しくも届かなかったが、アマレスリング界に名前を刻んだ名レスラーだった。

 小さいころは、よく弟とケンカして怒られた。テーブルの足にしがみついていて抵抗しても軽く持ち上げられ、外へ放り出されたこともあるという。そんな力持ちの父の影響で始めたレスリング。「家でアドバイスはくれるけど、細かいことは言われない」。試合は欠かさず見に来ている父の前で、最高の試合を見せる。

 大学でもレスリングは続ける。「父は大学で伸びたと聞いている。僕も、大学で日本チャンピオンを目指したい」。まずは、裕司さんが果たせなかった総体チャンピオンの称号と先輩から続く“飛龍V3”を手に入れる。(塩沢 武士)

 ◆小菅 慶士(こすげ・けいし)2006年12月11日、駿東郡清水町生まれ。17歳。幼稚園年長からレスリングを始めた。金岡中から飛龍に進学。2023年の全国グレコローマン選手権の71キロ級で3位。176センチ、72キロ。家族は両親と弟2人

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