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【高校野球】相馬のエース・宝佑真「野球の神様からのメッセージかな」…福島大会で東京五輪開幕戦始球式バッテリーが対決

スポーツ報知 / 2024年7月12日 6時20分

当時のグラブとボールを手に、甲子園出場を誓う相馬・宝

 全国高校野球選手権(8月7日から17日間、甲子園)出場を懸けた福島大会はきょう12日に福島市の県営あづま球場で開幕する。2021年にあづま球場で行われた東京五輪野球開幕戦(日本4〇3ドミニカ共和国)の始球式でバッテリーを組んだ相馬・宝佑真投手と原町・小泉直大(なお)捕手(ともに3年)が、最後の夏に思い出の地で、1回戦(14日)での対戦が決まった。当時の思いを胸に、それぞれチームをけん引し、全力プレーでぶつかり合う。(秋元 萌佳)

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 抽選会を中継で見ていた宝は、原町との初戦での対決に運命を感じた。「場所もあづまに決まって、野球の神様からの何かのメッセージかなと思いました」

 相双選抜ではエースを務めていた宝も「普段の試合の緊張なんて比じゃないくらい」緊張の始球式だった。始球式後に観戦した試合では、憧れの選手たちが日の丸を背負って戦う姿に「サヨナラ勝ちで本当に心が動かされた。自分ももっと頑張らないといけない」と投手としての成長を誓った。始球式でもらった東京五輪のロゴ入りのグラブとボールは「あの気持ちをずっと大事にしたい」といつでも目につくリビングに飾った。

 小泉のことは「パワーがあって一発もある。(小泉)直大が打ったらチームが盛り上がるので、絶対に止めたいバッター」と警戒する一人だ。春からつくり上げてきた二段モーションでの投球フォームも完成し、最速は140キロ超。エースとして「うまく変化球を織り交ぜながら、自慢の直球で押したい」と対戦を想像する。

 高校進学時は、県内外の強豪私立などからも声がかかったが、小学生時代から共に野球をしてきた仲間と「地元で甲子園に行きたい」と相馬を選んだ。今春は準々決勝の聖光学院戦に先発して8回を投げ切り、3―4と1点差に迫る接戦を演じた。相馬の夏の最高成績は1957年の準優勝。「チームを勝たせる投手としてマウンドを担って、先を見すぎずに一戦一戦戦って甲子園に行きたい」と新たな歴史を刻むつもりだ。

 ◆宝 佑真(たから・ゆうま)2006年7月29日、相馬市生まれ。17歳。小学3年時から野球を始め、中村一中では軟式野球部に所属し、3年時には全中出場。相馬では1年春から公式戦に出場し、同年秋からエースナンバーを背負う。180センチ、72キロ。右投左打。

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