【高校野球】滝川・中村俊瑛、孔子の言葉胸に笑顔崩さず 「楽しめることが一番強い」進路は進学を明言
スポーツ報知 / 2024年7月12日 11時19分
◆第106回全国高校野球選手権兵庫大会▽2回戦 神戸国際大付6―4滝川(11日・明石トーカロ)
プロ注目遊撃手・中村俊瑛主将(3年)の最後の夏は、2回戦で終わった。
この日は「4番・遊撃」でスタメン出場。3日前から熱中症と細菌感染で寝込んでいたというが、4打数1安打、一塁へのヘッドスライディングなど、病み上がりを感じさせない元気なプレーで最後までチームをけん引し続けた。
高校2年間の成績はオール5をマークするという同選手。そんな秀才は大事にしている孔子の言葉がある。「これを知る者はこれを好む者にしかず。これを好む者はこれを楽しむ者にしかず。」。「ざっくり言うと楽しめることが一番強いという意味です」と試合中、いかなる場面でも笑顔を絶やさなかった。象徴するシーンは、1点ビハインドで迎えた9回表、2死満塁。大きな意味を持つ1点を賭けたこの場面で、内野手陣がマウンドに集まった。中村は「くじけそうになった時でもみんながいたからやってこれた。窮地だからと沈んでも意味が無い。最後こそ笑顔で」と、ひときわ輝く笑顔を見せると、伝染したように他の選手も白い歯をこぼし、ピンチらしからぬ雰囲気を作った。
しかし続く神戸国際大付の9番・中村稀人投手(きつと・3年)に左前適時打を許し、勝負あり。勝利した神戸国際大付の校歌斉唱中には、試合中とは対照的に、誰よりも涙をこぼす主将の姿があった。1年夏からベンチ入りし、チームを引っ張ってきた中村は試合後、目を真っ赤に腫らして「本当に濃い2年半だった」と高校野球人生を振り返った。進路については進学を明言。野球はもちろん続ける意向だと話し、「注目される舞台で野球をして、この仲間たちに見に来てもらえるように。人の思いを背負って、今後の野球人生を歩んでいきたい」と新たなステージへ向けて覚悟を口にした。
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