新日の棚橋弘至が８・１０仙台大会をＰＲ 社長１年目は無休で労基法違反！？

始球式を務めた棚橋

　新日本プロレスの棚橋弘至（４７）が１２日、８月１０日にゼビオアリーナ仙台で行われる「Ｇ１クライマックス３４」をＰＲした。見どころにはメインの辻陽太ＶＳ上村優也を挙げ「辻はアメフトのＱＢ出身で運動神経が素晴らしい。上村は武藤敬司や若いころの棚橋のように、エースになれる華を持っています。トップスターになって欲しい」と期待した。

　１月から新日の社長に就任し、試合やイベントがない日は午前１０時～午後６時まで出社する「二刀流」の日々を過ごしている。この日は早朝の新幹線で仙台入りしてテレビ、ラジオ、新聞の取材に対応。その後は楽天ＶＳ西武戦（楽天モバイル）の試合前イベント出演→始球式→テレビのゲスト解説と深夜まで大忙しだ。「最近知ったけど、取締役は労働基準法の対象外なんですね。法に守られていない…。棚橋、タダ働きです」と苦笑いを浮かべたが、楽しそうだ。

　今後に向けては「コロナ前の最高収益を更新して面白いものをお届けしたい。プロレスは予習しなくても楽しめるし、見に行くと面白いから復習してしまうんですよ」と気合十分。Ｇ１―の前売りチケットはロイヤルシート１万３５００円、１階指定席９５００円、２階指定席８５００円、３階指定席６５００円、小中高生２０００円（当日券のみ、要身分証）で、ロイヤルと３階は売り切れ間近。問い合わせは新日本プロレス公式ＨＰまで。

楽天戦で始球式

　〇…棚橋は楽天―西武戦（楽天モバイル）でセレモニアルピッチを行った。小中高と野球部で左翼兼投手として活躍。始球式の経験も豊富だったが、振りかぶって投じた１球はホームベース付近でワンバウンドした。苦笑いを浮かべて「いつも以上に肩に力が入ってしまいましたね。たくさんの楽天ファンの前で新日本プロレスの社長就任を報告できたことで、これからより一層頑張ろうという気持ちになれました」と振り返った。