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【高校野球】最速148キロ右腕の我孫子二階堂・神谷虎之介が高校通算38号となる2ラン放つもサヨナラ負け

スポーツ報知 / 2024年7月12日 18時22分

我孫子二階堂の最速148キロ右腕・神谷虎之介(カメラ・松永瑞生)

◆第106回全国高校野球選手権千葉大会 ▽2回戦我孫子二階堂4―5×千葉敬愛(12日・第一カッター球場)

 我孫子二階堂が千葉敬愛にサヨナラ負けを喫した。

 最速148キロ右腕・神谷虎之介(2年)が高校通算38本目となる2ラン本塁打を含む4打数2安打2打点の活躍も、3回途中から登板したマウンドでは5回2/3を6安打5失点と打ち込まれた。

 膝に手をつき、顔を上げることができなかった。神谷は7回まで1安打無失点に封じ込めるピッチングを披露するも、8回には2安打1四球で2失点、9回には3安打2死球で3失点と、相手の猛攻を止めることができなかった。

 千葉敬愛には昨秋の練習試合で敗れ、その後の中部地区大会決勝でも0―15と勝てていなかった。三浦大地監督(31)は「三度目の正直で挑んだが、力負けした。それでもチームとしては120点の戦いができた」とナインをたたえた。

 神谷にとっては最後の夏だった。1年秋に強豪私立を退学、翌年春に我孫子二階堂に新1年生として入学したため、現在2年生ながら来年の夏は出場できない。

「自分を受け入れてくれた監督さんや部長さんにプレーで恩返しを」と意気込んだ大会だったが、一歩及ばなかった。

 我孫子二階堂に入学したきっかけは、幼なじみの鎌田粋匠内野手(3年)からの誘い。9回に代打で出場した場面で神谷は「とにかくフルスイングでいけ」と力強く送り出した。

 「最終的にはプロになりたいので、野球を続ける」と神谷は将来の夢を見つめた。来年は野球部のサポートをしながら、クラブチームで目標に向かって努力する。

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