【ヤクルト】７連敗で借金最多１３ 高津臣吾監督「今の全力でやっている結果」鬼門マツダで開幕６連敗

高津臣吾監督

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　広島４―３ヤクルト（１２日・マツダスタジアム）

　ヤクルトは逆転負けで７連敗となり、借金は今季最多１３に膨らんだ。マツダスタジアムで開幕６連敗。先発の石川雅規投手が５回８安打４失点とゲームメイクできなかった。高津臣吾監督は「投げ方もよくなかったですし、球も高かった。芯で捉えられる打球が多かった」と左腕の投球を振り返った。

　打線は初回２死満塁から長岡の押し出し四球で先取点を奪うも、その裏に石川が３連打と味方の失策で２失点と流れを逸した。

　味方が再逆転に成功した３回には２死二塁から小園に同点二塁打を許した。

　さらに５回先頭の秋山に右越えソロを被弾し、この回限りで降板した。

　「四球を絡めながら先に点を取れたのはよかった。点を取って、取られてというところでゲーム展開は重くなりましたけど、３回まではよかった。先に４点目を取られてしまったんですけど、何とかもう一回勝ち越ししたかったのが本音ですね」と、中押しができなかったことを悔やんだ。

　昨季から計１勝１７敗１引き分けと苦しむ鬼門で打開策が見えてこない。それでも指揮官は「これが今の全力でやっている結果なので、受け止めるしかないですね。１点を防いで、１点をどうやって取るかというところを忘れないで。まあ、大丈夫ですよ。上がっていきますよ」と、気持ちを切り替えた。