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新関脇・大の里が連覇に挑戦 目安は「直近3場所33勝」最速大関昇進も射程

スポーツ報知 / 2024年7月13日 6時0分

稽古で笑顔を見せる大の里

 日本相撲協会は12日、大相撲名古屋場所(14日初日、ドルフィンズアリーナ)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。夏場所で初優勝した新関脇・大の里(24)=二所ノ関=は、初日に西前頭2枚目・御嶽海(31)=出羽海=、2日目に東前頭2枚目・若元春(30)=荒汐=と対戦。今場所も賜杯を抱けば一気に大関昇進の機運が高まる可能性がある。十両以上で初日から休場するのは東前頭15枚目・千代翔馬(32)=九重=、東十両2枚目・尊富士(たけるふじ、25)=伊勢ケ浜=の2人だった。

 臨戦態勢は整った。大の里が愛知・安城市の部屋宿舎で調整。本場所仕様の青色の締め込み姿で、四股やてっぽうで汗を流した。新関脇は連続優勝か、それに準じる好成績なら一気に大関昇進を引き寄せる可能性が出てきそうだ。初日の御嶽海とは初顔合わせで、稽古場でも胸を合わせた経験はないという。元大関との対戦を知ると少し驚いた様子で「初めてですね。一日一番集中して頑張ります」と静かに闘志を燃やした。

 初土俵から所要7場所での最速優勝を飾った夏場所後、師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)から「四股を踏め、腰を割れ。これが楽しめたら横綱になれる」と伝えられた。6月は部屋でじっくりと基礎を見直し、今月4日には師匠の胸を借りてぶつかり稽古。あおむけで立ち上がれなくなるまで自分を追い込んだ。10日には大関・琴桜がいる佐渡ケ嶽部屋へ出稽古。「相手どうこうよりも自分の相撲を取る」と力強かった。

 大関昇進目安は「三役で直近3場所33勝」。春場所は平幕だったが、高田川審判部長(元関脇・安芸乃島)はこの日、昇進について「三役は2場所目ですから、あとは内容。横綱が出場してきた中で、どのような相撲を取るか」と上位陣との対戦を重視した。初土俵から所要8場所での昇進なら羽黒山、豊山、雅山の所要12場所を塗り替える最速記録(昭和以降)。勢いに乗る24歳が真夏の名古屋でも主役になる。(大西 健太)

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