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坂本「何が何でも」体現 復帰いきなりダイブ!サヨナラ呼ぶ進塁打!阿部監督のスタメン起用に応えた

スポーツ報知 / 2024年7月13日 5時10分

7回2死、オースティンの三塁線の打球をダイビングキャッチした坂本(カメラ・清水 武)

◆JERA セ・リーグ 巨人3×―2DeNA(12日・東京ドーム)

 1軍に復帰した坂本勇人内野手(35)は「6番・三塁」で出場し、無安打に終わったものの好守や自己犠牲のプレーで存在感を発揮した。

 自分のヒットより、チームの勝利のために二ゴロを選んだ。9回無死二塁、初球から3球連続ファウルで追い込まれた坂本は、4球目の内角球を腕を折りたたんで右打ち。「何とかね」という執念の進塁打が、若林の劇的なサヨナラ打につながった。阿部慎之助監督(45)は「もう技術うんぬんではないと思いますので。状態は良くないけども、最後ああいうバッティング(進塁打)ができる精神状態だから。心配してないかな」。自身が“夏の合言葉”に設定した「何が何でも」を体現した背番号6をたたえた。

 誰よりも坂本を信頼しているからこそ、このタイミングで呼び戻した。チームは連勝中。「5番・一塁」で大城卓がはまっていた状況でもあったが、指揮官は6月28日に出場選手登録を抹消され、ファームで調整していた坂本の1軍復帰を決断。暑いG球場で体のキレを出すために走り込んできた背番号6の存在が、必ずプラスの要素をもたらしてくれると確信していたからこそ、「6番・三塁」でスタメン起用した。

 その指揮官の信頼に応えるべく、35歳のベテランはがむしゃらにプレー。7回先頭の第3打席では中飛に終わったが、普段よりバットを短く持ち、ファウルで食らいつき、10球粘った。守備では7回2死でオースティンの三塁線へ抜けそうなライナーを横っ跳びでキャッチ。4打数無安打に終わった打撃について坂本は「決していいとは言えないですけど、何とかしないといけないんでね」と奮起を誓ったが、勝利のために戦う背番号6の姿はチームを奮い立たせた。

 本拠6連戦の初戦をチーム一丸で制し、これまで3度挑戦して敗れていた“貯金6の壁”を今季初めて破った。首位をキープした指揮官は「すごいゲームで興奮しました。オールスターまで何試合とか、そういったことは一切考えずに、目先の1試合をどう勝つか。みんな何が何でも勝つんだというのを一試合一試合、出してくれればいいかなと思います」と一戦必勝を誓った。坂本が復帰した阿部巨人が、リーグ優勝に向けて加速する。(井上 信太郎)

◆坂本勇人の進塁打を絶賛「チームの一人なんだという思いが出ていた」…宮本和知氏「泣けてきた」

 勇人の9回の進塁打、泣けてきたよ。初球から全て手を出して、3球ファウルのあと、難しい内角球を技術で右打ちして二ゴロで走者を三塁に進めた。あれだけの実績がある打者なら「決めてやろう」と思うのが普通だけど、その気持ちだったら、あの進塁打は打てていないよ。「チームの一人なんだ」という思いが出ていたよね。

 2軍調整中のG球場でも勇人に会ったけど、いい意味で初心に返れたんじゃないかな。守備も含めて、無安打なのに存在感は抜群。勇人にとって、いい2週間になったと思うよ。(スポーツ報知評論家・宮本 和知)

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