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東北高1年、パリ五輪スケートボード代表・赤間凛音は「みんなに優しく」…練習拠点の二郷康範店長が応援…パリへ届け・東北からエール

スポーツ報知 / 2024年7月13日 6時10分

練習場で笑顔を見せる二郷店長。練習場には赤間が使用してきたスケートボードが飾られている

 パリ五輪のスケートボード女子ストリート代表に選出された赤間凛音(りず、東北高1年)は宮城県の大崎市古川にある「ビーナッツ スケートボードパーク」で技を磨いている。その姿を間近で見てきた二郷康範店長(48)に、練習に励む赤間の姿やパリ五輪に向けたエールなどを聞いた。

 ビーナッツ大崎古川店は2017年にボルダリングの店舗として開店。東京五輪でスケートボードが正式種目に採用されたことにより、スペースが余っていた1階部分に22年4月からスケートボードパークを開業。天候に左右されない屋内で練習できる環境を聞きつけた赤間が、オープン当初から週に3~4回、1日2~3時間汗を流している。

 赤間側のお願いから世界で戦えるバンクやレールなど、大きなセクションを同年10月に設置。そこから独自性のある技の「完成度は高くなったと思う」と二郷さんはいう。「基本を怠らないで練習している。他の子とはトリックに入る高さや技が全然違いますね」。

 同店舗には競技メインのスケーターが約20人訪れ、赤間は憧れの存在。「選手としてやっている子のなかでは年齢は上の方で、若い子たちにとっては目の前に目標がある感じ。みんなに優しく話していますよ」。みんなの頼れるお姉さん的存在として、一緒に成長している。

 遠征後には必ずお土産を持って帰ってきてくれる赤間。オリンピック予選シリーズのブダペスト大会後には、パリ五輪出場が確定した選手のみに渡されるチケットなども見せてくれた。金メダルを目標にする赤間に向けて「いつも通り凛音ちゃんらしいパフォーマンスを出してほしい」と二郷さん。金メダルのお土産を楽しみに、本大会を応援していく。(山崎 賢人)

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