ＯＳＫ日本歌劇団・楊琳「心を込めて全力でお届け」 舞美りらとの退団公演が京都・南座で開幕

OSK日本歌劇団の南座公演開幕を前に劇場前であいさつした（左から）翼和希、千咲えみ、楊琳、舞美りら、華月奏（カメラ・古田尚）

　ＯＳＫ日本歌劇団のトップスター・楊琳（やん・りん）と娘役トップスターの一人・舞美（まいみ）りらのサヨナラ公演「レビュー　ｉｎ　Ｋｙｏｔｏ」が１３日、京都・南座で開幕した（２１日まで）。

　４月に大阪松竹座で上演された「春のおどり」の一部を割愛。過去に京都・南座で上演された演目の場面を新たに加えた「ＢＡＩＬＡ　ＢＡＩＬＡ　ＢＡＩＬＡ　南座バージョン」は、楊が同所で２０２２年に演じた「安倍晴明」をフューチャーした場面からスタート。また、祇園祭りのおはやしが鳴り、古都の夏らしいダンスなどで魅了した。さらにＯＳＫの前身がモデルで話題になったＮＨＫ朝ドラ「ブギウギ」（２３年度後期）のコーナーを残し、観客の手拍子にのってドラマの主題歌「ハッピー☆ブギ」や、笠置シヅ子さんの「東京ブギウギ」を歌い踊った。

　最後のあいさつで大きな拍手で迎えられた楊は「南座バージョンで、新たなメンバー、場面が加わりました。２１日まで日々心を込めて全力でお届けしているので、ぜひ何回もお越し下さい」とあいさつ。「桜咲く国」を出演者全員で歌い、客席も桜パラソルで盛り上げた。京都公演後は、８月７日から１１日まで、「レビュー　夏のおどり」が東京・新橋演舞場で上演され、２人は退団する。