ボクシング元世界４階級制覇王者ローマン・ゴンサレス１年７か月ぶりの復帰戦１０回ＴＫＯ勝利

ローマン・ゴンザレス

◆プロボクシング　▽契約体重１１７ポンド（５３・０７キロ）以下１０回戦　〇ローマン・ゴンサレス（ＴＫＯ１０回５１秒）ロベル・バレラ●（１２日＝日本時間１３日、ニカラグア・マナグア・アレクシス・アルゲリョ・マリナ）

　元世界４階級制覇王者のＷＢＣ世界スーパーフライ級（５２・１キロ以下）２位ローマン・ゴンサレス（ニカラグア／帝拳）が１年７か月ぶりにリングに戻ってきた。１７年７月、ＷＢＡ世界ライトフライ級（４８・９キロ以下）タイトルマッチで王者だった田口良一（ワタナベ）と戦い、９回ＴＫＯ負けしたロベル・バレラ（コロンビア）相手に１０回ＴＫＯ勝利で見事に復帰戦を飾った。

　戦績は３７歳のゴンサレスが５２勝（４２ＫＯ）４敗、３１歳のバレラが２７勝（１７ＫＯ）６敗１無効試合。

　「ロマゴン」の愛称で日本でも人気の高いゴンサレスは２２年１２月、ＷＢＣ世界スーパーフライ級タイトルマッチで当時、王者だったフアンフランシスコ・エストラダ（メキシコ）に０―２の僅差判定で敗れて以来の試合。相手のバレラは兄のロナルド・バレラが１３年５月、ゴンサレスに５回ＴＫＯ負けしており、リベンジに燃えていたが、８回に左ボディーでダウン。９回にも左で２度目のダウン。迎えた１０回、ゴンサレスのロープ際での連打にレフェリーが試合を止めた。

　母国のニカラグアの首都マナグアでは１５年２月以来、９年５か月ぶりの試合となったが、勝利で完全復活を印象づけた。