大向美智子さん長女「心希(しんの）」、１５歳でマリーゴールド入団「大向美智子を見てプロレスの道しかないと確信」

マリーゴールドに入団した大向美智子さん長女「心希」

◆マリーゴールド「ＳＵＭＭＥＲ　ＤＥＳＴＩＮＹ　２０２４」（１３日、両国国技館）

　女子プロレス新団体「マリーゴールド」は１３日、団体初のビッグマッチ「ＳＵＭＭＥＲ　ＤＥＳＴＩＮＹ　２０２４」を両国国技館で開催した。

　第２試合前にＬＬＰＷ、アルシオンなどで活躍した大向美智子さんがリングに登場。長女で高校一年生の心希（しんの・１５歳）がマリーゴールドへ入団することを発表した。

　リング上で心希は「デビューに向けて学業と両立しながら、マリーゴールド、そして女子プロレス界に新しい旋風を起こせるようなスターになれるよう精いっぱい頑張ります」と宣言した。

　バックステージで大向さんは、長女が入団した経緯をロッシー小川代表からのスカウトだったことを明かした。心希はプロレスラーを目指したきっかけを２０１７年にテレビ朝日系で放送された「豆腐プロレス」で松井珠理奈が演じた「ハリウッドＪＵＲＩＮＡ」に「あこがれていて、そこからずっとアイドルを目指していたんですけど、アルシオンファイナル（今年１月１２日、新宿ＦＡＣＥで開催）の大向美智子を見てプロレスの道しかないなと確信をして、その時に小川さんが声をかけていただいて入団することにしました」と明かした。

　心希は２００８年１２月５日、山口市出身。小学校から空手を学び、バレエも習ってきた。身長は１６５センチ、体重４５キロで現在、山口市在住で県内の高校に通いダンス部に所属している。デビューに向けて大向さんは「小川さんと話し合いをして学業が優先という形でデビューに向けて両立という形。夏休みとかは長期で小川さんのところに修業というかみんなとコミュニケーションを取りながら練習したり巡業に行ったりして少しずつプロレスの世界になれていってくれたらいいなと思っています」と明かした。さらに自宅では「私が教えるので受け身とかは山口で教えていけたらいいなと思っています」と直接指導することを掲げた。

　大向さんも１５歳で全日本女子プロレスでデビュー。奇しくも同じ年齢で入団することになった。心希は母のプロレスを「最高」と敬意を表したが「お母さんがプロレスラーだったことにとらわれないで自分らしく試合できたらいいなと思います」と目を輝かせていた。