【高校野球】斎藤佑樹投手が6回無失点と好投し聖和学園が東北学院に勝利
スポーツ報知 / 2024年7月14日 6時15分
◆第106回全国高校野球選手権宮城大会 ▽2回戦 聖和学園1―0東北学院(13日・石巻市民)
宮城2回戦では第3シードで初戦を迎えた聖和学園が先発・斎藤佑樹投手(3年)と2番手・千葉桜太投手(3年)が好投。完封リレーで東北学院に1―0で勝利した。
ハンカチは使わない。上手投げでもない。サイド右腕の聖和学園・斎藤佑樹が、石巻で躍動した。最速138キロの直球にスライダー、シンカーを交えて6回4安打無失点。東北学院を相手に勝利をもぎ取り「勝てたので100点です」と笑顔で振り返った。
ピンチにも動じなかった。初回無死二塁の危機も、変化球を軸に後続を断った。「初戦で入りは硬かったですけど、途中からリラックスして自分のピッチングができた」。抑えてもガッツポーズはせず、クールにベンチに戻った。
道のりは平たんではなかった。春季大会後に左足首を負傷。リハビリは約1か月も続いた。「チームのサポートをしながら、プールや酸素カプセルとかで体のケアを重点的に体幹トレーニングをしていました」。不屈の闘志で肩甲骨周りと下半身を強化。苦しい時間を乗り越え、安定した投球につなげた右腕を八島知晴監督も「元気にやってくれて、本当に良かった」とたたえた。
元日本ハムの斎藤佑樹氏を擁した早実が、夏の甲子園で優勝した2006年の翌年、2007年生まれ。だが、甲子園V投手と同じ名前については「親も全然野球とかやっていないので、画数とかでたまたま決めてるはずです」と苦笑いする。一方で「甲子園で優勝してるピッチャーなので、尊敬はすごいしてます」と笑顔で明かした。、
負けじと、エースナンバー「1」を背負う千葉も躍動した。「佑樹が完璧なピッチングをしてくれて、このリレーは自分がつながなきゃ」。7回からマウンドに上がると、190センチの高身長から角度のある真っすぐを投じ、3回1安打2三振の力投。制球力が課題となった東北大会後、捕手が指定したコースに納得がいくまで投げ続けた特訓の成果を見せた。
4大会連続で初戦を突破したチームは、仙台工―南三陸の勝者と15日に仙台市民で対戦する。「次の試合もしっかり自分にできることをして、チームに貢献したい」と斎藤。初の甲子園出場を目指し、全力で腕を振る。(山崎 賢人)
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