【高校野球】１３年ぶりの甲子園を目指す帝京はコールド発進 １年生コンビが躍動

活躍した１年生コンビの帝京・仁禮パスカルジュニア（左）と池田大和　

◆第１０６回全国高校野球選手権東東京大会　▽２回戦　淑徳巣鴨０―７帝京＝７回コールド＝（１４日・神宮）

　春季都大会Ｖの帝京は、初戦を７回コールドで制した。初回、押し出しと池田大和内野手（１年）の２点適時打で３点を先制すると、先発の岩本勝磨投手（２年）が６回３安打無失点の投球で相手に攻略の糸口をつかませず。７回に登板した１８６ｃｍ左腕の仁禮パスカルジュニア投手（１年）は、２安打を許すも３三振を奪い試合終了。２０１１年夏以来１３年ぶりの甲子園へ快勝発進した。

　攻守の要である主将・西崎桔平内野手（３年）の負傷により出番が回ってきた池田。前日は「緊張して夜はとにかく寝られなかった」と苦笑いだったが、「出る以上はしっかり活躍してチームに貢献したい。ベンチかえってきたときに（先輩が）ナイスバッティングと迎えてくれた」とチームの大会初適時打に喜びを見せた。７回に登板した仁禮も「夏の独特の空気が分かった。少し胸騒ぎが（あった）」と緊張した姿をのぞかせたが「気持ち入れて（マウンドに）行った」と切り替え、上々のデビュー戦につなげた。