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【高校野球】1896年創立の県立進学校・神戸が初戦敗退 最速144キロ左腕・船見将太の夏終わる

スポーツ報知 / 2024年7月14日 12時23分

力投する神戸・船見将太(カメラ・南部 俊太)

◆第106回全国高校野球選手権兵庫大会 ▽2回戦 神戸北4―2神戸(14日・高砂市野球場)

 今春、37年ぶりに県大会出場を果たした古豪・神戸が、神戸北に競り負けた。1896年創立の県立進学校が、惜しくも3回戦進出を逃した。

 先発の最速144キロ左腕・船見将太主将(3年)が、初回に1失点。だが、直後の2回に8番・高見隼平右翼手(3年)、9番・赤堀魁星中堅手(3年)の連続適時打で逆転に成功した。2回、3回は無失点。しなやかなフォームでゾーン内に力強いボールを集め、相手打者を寄せつけなかった。

 しかし、2―1の4回、左前打で先頭を出すと、続く打者に一塁線を破られ、適時二塁打で同点とされた。同点で迎えた6回には、1死一、二塁から二塁走者の盗塁を捕手が三塁に悪送球。まさかの形で勝ち越し点を許すと、2死三塁からは暴投で追加点を献上。手痛い2失点を喫した。

 打線はその後、相手左腕・羽村優志(2年)を打ち崩せず。船見は8回7安打6三振、4失点で敗戦投手となった。

 神戸一中時代には、1919年夏の甲子園で優勝。春夏通算7度の出場を誇るが、47年夏を最後に聖地から遠ざかる。夢舞台への道は、今年も遠かった。

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