大谷翔平、前半戦最終戦「１番ＤＨ」 ２戦連発で４年連続４度目３０号なるか…前田健太の登板も

◆米大リーグ　タイガース―ドジャース（１４日、米ミシガン州デトロイト＝コメリカパーク）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１４日（日本時間１５日午前２時４０分開始予定）、敵地・タイガース戦のスタメンに「１番・指名打者」で名を連ねた。４年連続４度目のシーズン３０号に到達する２試合連続弾に期待がかかる。

　前日１３日（同１４日）の同カードでは、初回の１打席目に右翼線へ三塁打を放つと、同点の５回には一時勝ち越しとなる右翼ポール際への２９号ソロを放ち、日本人史上初のメジャー通算２００号の節目を迎えた。６試合、２４打席ぶりのアーチを描くなど４打数２安打２打点、２四球３得点１盗塁と奮闘したが、チームは９回の５点リードを守れずサヨナラ負けを喫した。

　１６日（同１７日）のテキサス州アーリントンのレンジャーズの本拠地グローブライフフィールドで行われるオールスターを控え、この試合が前半戦最終戦。両チームともに救援投手を細かくつなぐブルペンデーとなる見込みで、タイガースは右腕のボー・ブリスキー投手（２６）が先発する。２２年にメジャーデビューして同年は１５登板全てが先発だったが、２３年からは救援に転向して今季も１９試合目の登板で初先発。救援では１８登板、１勝無敗、防御率３・５２の成績を残している。大谷は昨年１打席、今季は３連戦初戦の１２日（同１３日）に１打席で対戦しているが、いずれも空振り三振。２番手以降では、救援に配置転換された前田健太投手（３６）が登板する可能性もある。

　この試合で本塁打を放てば、２１年から４年連続４度目の３０本塁打。２本塁打を放つと、日米通算２５０号の節目を迎える。チームは故障者が続出して苦しい状況にあるが、オールスター、後半戦に弾みをつけるためにも、前半戦をいい形で締めくくりたいところだ。

　大谷はここまでチーム９６試合中９３試合に出場し、３６６打数１１５安打（リーグ２位）の打率３割１分４厘（同１位）、２９本塁打（同１位）、６９打点（同３位）、２３盗塁（同３位）、７５得点（同１位）、長打率６割３分７厘（同１位）、ＯＰＳ１・０３７（同１位）をマークしている。イエリチ（ブルワーズ）が規定打席にわずかに到達していないが、打率と本塁打の二冠で、トリプルスリー（３割３０本３０盗塁）、「４０発―４０盗塁」、「５０発―３０盗塁」などにも期待がかかっている。

　◇大谷の年度別本塁打数

　（日本ハム＝４８本）

　▽１３年　３本

　▽１４年　１０本

　▽１５年　５本

　▽１６年　２２本

　▽１７年　８本

　（エンゼルス＝１７１本）

　▽１８年　２２本

　▽１９年　１８本

　▽２０年　７本

　▽２１年　４６本

　▽２２年　３４本

　▽２３年　４４本

　

　（ドジャース＝２９本）

　▽２４年　２９本

　※ＮＰＢ通算４８本、ＭＬＢ通算２００本、日米通算２４８本