ジェイク・リー、背信「離脱」…新日本プロレス「ウォードッグス」正式加入「グッバイ、ＮＯＡＨ」…７・１３日本武道館全成績

外道（右）に勧誘されるジェイク・リー（写真提供・プロレスリング・ノア）

◆プロレスリング・ノア「ＤＥＳＴＩＮＡＴＩＯＮ　２０２４」（１３日、日本武道館）観衆４１９６

　プロレスリング・ノアは１３日、日本武道館で年間最大のビッグマッチを開催した。

　第５試合で２０２３年１月に始動したジェイク・リー率いる「ＧＬＧ」のファイナル６人タッグマッチが行われた。

　ジェイクは６・１６横浜ＢＵＮＴＡＩ大会で「ＧＬＧ」解散を表明。この日の武道館で最後の試合を行うことを予告していた。ファイナルマッチでジェイクは、ＹＯ―ＨＥＹ、タダスケと組んでジャック・モリス、アンソニー・グリーン、ＬＪ・クリアリーと対戦。試合はジェイクが１３分４４秒、ＦＢＳでクリアリーを倒し勝利した。

　試合後、花道から新日本プロレスの「バレットクラブ・ウォードッグス」の外道が登場。エプロンでマイクを持つと「ジェイク、まあ薄々わかっているとは思うけどな、このグッド・ルッキングなゴミどもは、オメーの助けにはならんぞ。そこの控室にいるゴミどもも、誰もオメーの助けにはならねえ」と告げると、館内は大ブーイングが起きた。観客へ「オイオイ、今すぐその臭え口閉じろよ、コノヤロー！」と挑発した外道は「デビッド・フィンレーの命を受けて、オメーをこのゴミ溜めから救いに来た。Ｗｅｌｃｏｍｅ　ｔｏ　ｔｈｅ　ＷＡＲ　ＤＯＧＳ！」と正式加入を呼びかけ、ウォードッグスのＴシャツをジェイクに渡した。

　しばし逡巡したジェイクだが意を決してＴシャツを着用。この背信行為に激怒したモリスへチョークスラムを浴びせＫＯした。そしてマイクを持ち「グッバイ、ＮＯＡＨ」と別れを告げた。

　バックステージで外道は「ジェイク・リーはよ、ウォードッグスがいただいたぞ。一軍の仲間入りだ」と高笑い。隣でジェイクは「まあ、このような結果になってしまったことを皆さんどう思いだろうか。私は私の成すべきことのために次なるステージに向かう。文句があるヤツはかかってくればいい。以上だ」と不敵にほほ笑み酷暑の北の丸公園へ消えた。

　◆７・１３日本武道館全成績

　▼ダブルメインイベント２・ＧＨＣヘビー級選手権試合６０分１本勝負

○王者・清宮海斗（２５分３１秒、変型シャイニングウィザード→片エビ固め）挑戦者・ＹＯＩＣＨＩ●

　▼ダブルメインイベント１・スペシャルシングルマッチ６０分１本勝負

○ＡＪスタイルズ（２５分２７秒、スタイルズクラッシュ→エビ固め）丸藤正道●

　▼第９試合・ＬＵＣＨＡ　ＬＩＢＲＥスペシャルタッグマッチ３０分１本勝負

○イホ・デ・ドクトル・ワグナーＪｒ．、ガレノ・デル・マル（１３分４３秒、ワグナードライバー→片エビ固め）ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ●

　▼ＧＨＣジュニアヘビー級選手権試合６０分１本勝負

○挑戦者・ＡＭＡＫＵＳＡ（１６分２１秒、変型十字架固め）王者・ダガ●

　▼ＧＨＣナショナル選手権試合６０分１本勝負

○挑戦者・佐々木憂流迦（１２分０５秒、スリーパーホールド→レフェリーストップ）王者・ＨＡＹＡＴＡ●

　

　▼世界ヘビー級選手権３０分１本勝負

○挑戦者・潮崎豪（１５分００秒、豪腕ラリアット→片エビ固め）王者・齋藤彰俊●

　▼第５試合　ＧＬＧ　ＦＩＮＡＬ・６人タッグマッチ３０分１本勝負

○ジェイク・リー、ＹＯ―ＨＥＹ、タダスケ（１３分４４秒、ＦＢＳ→）ジャック・モリス、アンソニー・グリーン、ＬＪ・クリアリー●

　▼第４試合・シングルマッチ３０分１本勝負

○拳王（１２分０５秒、炎輪→片エビ固め）永田裕志●

　▼第３試合・６人タッグマッチ２０分１本勝負

近藤修司、○Ｅｉｔａ、ＡＫＩＲＡ（１２分００秒、Ｉｍｐｅｒｉａｌ　Ｕｎｏ→片エビ固め）小川良成、大岩陵平、大和田侑●

　▼第２試合・６人タッグマッチ２０分１本勝負

マサ北宮、○征矢学、稲葉大樹（９分５５秒、ジャンピングＤＤＴ→片エビ固め）杉浦貴、藤田和之、谷口周平●

　▼第１試合・３ＷＡＹタッグマッチ１５分１本勝負

〇アレハンドロ、クリストバル（８分４８秒、空回弾→片エビ固め）大原はじめ、スペル・クレイジー●

※残りは、ニンジャ・マック、宮脇純太