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「やっぱり難しくなっちゃう」巨人・阿部監督が菅野智之に注文 初回4失点…7連勝中チームの勢い止まる

スポーツ報知 / 2024年7月15日 5時0分

9回、ベンチで腕組みする阿部監督(右は矢野打撃コーチ=カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ 巨人0―6DeNA(14日・東京ドーム)

 巨人の大型連勝が7で止まった。東京DでのDeNA戦10連勝中だった菅野智之投手(34)が立ち上がりにいきなり4失点するなど、5回4失点で2敗目。連勝中は平均5・9得点と好調だった打線も、今季最少タイの散発2安打に抑えられ、13度目の零敗となった。阿部慎之助監督(45)は「この世の終わりみたいになってもしょうがない」と切り替えを強調。15日からは、4位ながら1・5ゲーム差に迫る阪神を本拠で迎え撃つ。

 会見場に現れた阿部監督は、すでに切り替えていた。菅野が初回に4点を奪われて主導権を明け渡すと、打線も今季最少タイとなる2安打に抑えられ、6月22日のヤクルト戦(東京D)以来、今季13度目の完封負け。今季最長の連勝は、7でストップした。指揮官は「今日の1敗で、この世の終わりみたいになってもしょうがないので。ちゃんと勝ち越しているんだし、ポジティブに明日からチームも変わるしね。切り替えるだけだと思います」と前向きな言葉を連ねた。

 菅野の立ち上がりが大誤算だった。先頭の梶原から3連打を浴びるなど、いきなり初回に5安打4失点。2回以降は持ち直したが、波に乗っていたチームの勢いがストップした。「まあ、やっぱり難しくなっちゃうよね。(ケイは)なかなか打てない投手だからこそ、最少失点でいってほしかったな」とエースナンバー18番を背負う右腕に注文をつけた。

 打線もここまで3度対戦し、2度勝利しているケイを攻略できなかった。150キロ超の直球に、カットボールやチェンジアップを駆使した投球の前に手も足も出ず、初回に丸、6回にヘルナンデスが単打を放っただけ。2回には小林が8球粘って四球を選ぶなど「何とかしよう」という気概は見せたが、得点圏に走者を進めたのは初回の1度だけ。助っ人左腕に8回0封され、文字通りの完敗だった。

 ヤクルト戦が雨天中止となった2位・広島とは0・5差に縮まった。3日の中日戦(前橋)から連勝街道を突っ走って首位に立ったとはいえ、4位の阪神まではわずか1・5差の“大混セ”。現役時代に8度のリーグ優勝を経験し、連敗しない重要性を分かっているからこそ、指揮官は「切り替え」を求めた。

 15日から本拠で迎え撃つ阪神とは、交流戦明け初対戦となる。「またいい3連戦になるようにね」と阿部監督。伝統の一戦から再び勝利を積み重ねる。(井上 信太郎)

記録メモ 巨人は今季13度目の完封負け。そのうち、本拠地・東京Dで8度目。13年7度を抜く、東京Dの最多回数だ。また、52年のフランチャイズ制以降、巨人の後楽園での最多完封負けは、63年10度があるが、3度は、ビジターでのゲーム。本拠地のホームゲームで8度の完封負けは、57年後楽園で喫した8度に並ぶ、球団ワーストになってしまった。

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