新小結・平戸海が横綱・照ノ富士に初挑戦で黒星 善戦に「緊張感があって勉強になった」

最後は、照ノ富士寄り切られた平戸海（手前）

◆大相撲　▽名古屋場所初日（１４日・ドルフィンズアリーナ）

　新小結・平戸海（境川）が横綱・照ノ富士（伊勢ケ浜）に初挑戦し、黒星を喫した。「踏み込んで一気に出ようと思った」と立ち合いで低く当たり、左で前みつを取ると、右を差し込んだ。横綱の圧力で土俵際前まで寄られたが、耐えた。最後は右肩越しに左上手を許すと最後は寄り切られた。善戦に会場は大盛り上がりだった。

　５日に立浪部屋へ出稽古に行くと、照ノ富士が姿を現した。指名され１１番の相撲を取った。２勝に終わったが、「稽古場で勝ったときは馬力で一気に攻められた」という感触があり、真っ向勝負を選択したことを明かした。

　結びの横綱戦は「緊張感があって勉強になった」と振り返った。２日目は大関・豊昇龍（立浪）戦。「次は切り替えていく」と意気込んだ。