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DFAからの再起へ レッドソックスとマイナー契約で残留した上沢直之が再出発を語る「こっちで頑張りたい」

スポーツ報知 / 2024年7月15日 3時47分

インタビューに応えた上沢直之(カメラ・一村 順子通信員)

 DFA通告の後、ウェーバー公示期限を過ぎ、レッドソックスとマイナー契約を結び直した上沢直之投手が14日(日本時間15日)、レッドソックス傘下3Aウースターに再合流した。メジャー登録の40人枠から外れて、事実上の戦力外(DFA)になった後、13日(同14日)にウェーバー公示期間をクリア。同期間中に、他球団からの獲得の申し入れがなく、レ軍とマイナー契約を結び直して残留した。この日は、本拠地でのロチェスターとの試合前にキャッチボール、ダッシュ、ブルペン投球練習などを行い、第2のスタートを切った後、スポーツ報知の単独インタビューに応えた。

  * * *

 ―ここに至る経緯を教えて下さい。

 「週末遠征から戻って、火曜日(9日)ここに来て、DFAと言われて、ホテルに帰りました。シーズン中に所属がなくなる経験は、初めて。その後はホテルのジムでトレーニングしていました。意外に皆が思っているほど、落ち込まなかったです。家族の方が心配していました」

 

 ―意外に、冷静だったということですか。

 「そうですね。こっち(マイナー)は、メジャーに上がった選手が数日で戻ってくることも多いし、DFAもしょっちゅうなので。そこは、もう現実を受け止めて。自分の中で、リセットしようという気持ちになれたことが良かった」

 ―と言いますと。

 「6月、結構メンタルがキツかったんです。投げ方が分からなくなっちゃった。どうしてうまくいかないんだろうと自分を責めていたし、フォームもおかしくなってしまった。野球が面白くないな、っていう状態になって。実は、2016年もそういう経験しています(一軍登録ゼロ)。その時は肘のけがから戻る時だったんですけど、今回は体よりメンタルで」

 ―そこまで、追い込まれた原因は。

 「メジャーからマイナーに降格して、中継ぎとして調整していたんですが、やったことがなくて。登板間のルーチンも(先発と)違いますけど、一番、難しかったのは、ブルペンでの準備です。電話が鳴って、数球で肩をつくる中で、1球目からガーンと(最速で)投げなきゃいけない。それが難しくて。適応しよう、適応しようと思えば思うほど、自分のボールが投げられなくなってしまった」

 

 ―ウェーバーで他球団からオファーがなくて、マイナー契約を結び直して残留。シーズン途中の古巣日本ハムを含めた日本球界復帰の可能性も考えましたか。

 「それは、考えなかったです。こっちで頑張りたいというところは、変わらなかった」

 ―メジャーとの距離感。

 「それは、遠くなったと思います。ただ、メジャー契約でいることで、早く上に上がりたい、上がらなきゃ、と追い込んだ部分もある。一から出直すじゃないけど、残り2か月、しっかり課題に取り組んで、よくなるようにやっていきたいと思います」

 

 ―マイナーも明日からオールスターのオフ。

 「いいタイミングかなと思います。ここから車で30分ほどの湖で、テラ(寺嶋通訳)と釣りでもして、いい時間を過ごして、後半戦に備えたいです」

 上沢は、昨オフ、日本ハムからポスティング制度で、レイズに入団したが、キャンプでマイナースタートが決まったことで、オプトアウトの権利を行使し、金銭トレードで、レッドソックス入り。4月28日にメジャー初昇格し、2試合に登板したが、5月8日にマイナー降格。傘下3Aウースターでは、13試合に登板し、3勝3敗、防御率は6・54。

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