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レッドソックスの吉田正尚が前半戦を総括「満足する数字ではないが、後半戦の(チームの)ピースに」

スポーツ報知 / 2024年7月15日 6時37分

◆米大リーグ レッドソックス5―4ロイヤルズ(14日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 レッドソックスの吉田正尚外野手は、「3番・DH」で先発し、3打数無安打。6回2死一、三塁で迎えた第4打席に代打を送られて交代した。チームは5―4で勝利。日曜日は今季15勝1敗と前半戦の大リーグ史上最高勝率・938をマークし、53勝42敗で今季最多の貯金「11」、ア・リーグ東地区の首位オリオールズとのゲーム差を4・5のままキープし前半戦を折り返した。吉田は前半戦49試合に出場し、173打数45安打で、打率は2割6分、4本塁打24打点。(昨季の前半戦は打率3割1分6厘、10本塁打、44打点)。苦悩したメジャー2年目の前半戦を総括した。

 ―前半戦が終了。

 「途中離脱もありましたし、思うようにいかない日々を過ごして、1日が長く感じる日もありました。今こうしてまた試合に出られるようになって、しっかりチームに貢献出来るように、必死に戦っています。(出場)試合数も少ないですし、数字的にも満足する成績ではないですけど、チーム状態もいいですし、後半戦は1試合1試合が大事になってくると思うので、そこに向けて、ピース(一部)になれればと思います」

 

 ―メジャー2年目で初の負傷者リスト入り(左手親指痛)を経験した。

 「正直、痛みはずっと抱えていた。ただ、こっちのトップの選手は(誰でも)少々の痛みを抱えている。1年間、慢性的なものもある。僕もそれを抱えながらやっていたけど、やっぱり、バットが握れなくなってしまったので、もう、どうしようもなかった。検査したら案の定駄目だった」

 ―少し、無理をしてしまったのか。

 「元々、開幕からガーンといくタイプじゃない。離脱する前、いい感じで(調子が)上がってきた時だったから、焦りもありましたし、早く戻りたいという気持ちもあった。ただ、(復帰の)プログラム含めて、日本にないシステムもあって、早く戻れたと思います。そういう中で、防げる怪我は防いでいかないと、と改めて感じましたね」

 ―体が元気なのに、バットが握れない期間は。

 「そういう意味で、1日が長く感じました。ただ、やれることをやっていかないと。フィジカルは当然ですけど、それ以外に、試合を観て、選手と話して、色んなチームを見て、良いバッターの特徴とか勉強になりました。トップの選手から学んで、それをどう自分にフィードバックするか。そこは怪我している期間に必要なことだった。それ以外にも、試合に自分が入っていった時にどう対処するか。(自分に)置き換えるところを大事にして試合を観ていました」

 ―6月下旬から好調が持続している。

 「自分のコンディショニングや感覚がよくても、対ピッチャーで、次どう対応するかなので、まず自分のベースがしっかり出来て、対ピッチャーとの対決になる。そこが上手く噛み合ってくれば自然とよくなってくると思います」

 ―わざと詰まらせて、外野手の前に落とす打撃も。

「バットが、上手くボールの内側を最短で入ってくれば、そういう詰まったヒット、プラス、芯に当たる打球も増える。やっぱりボールの内側に入ってこないとそういう打球が出ないので、今は内容的に悪くはないのかなと思います」

 ―チームの状況は

「素晴らしいメンバー、スタッフも含めてですけど、皆で切磋琢磨して、チームの雰囲気もいいですし。こっちでは年齢はあまり関係ない気がします。皆が、持っているものを最大限に出しているんじゃないかなと思います」

 ―明日15日は、渡米後2度目の誕生日。31歳になる。

 「早いですね。なんか白髪が増えてきて、横が気になって。年取ったなと思います。日本もメジャーもやっぱり40歳まで(現役)は、少ないじゃないですか。本当に毎年が勝負だと思ってやっています。若い選手がどんどん出てくるし、そういう意味でも、日々(体調を)管理しながら、必死でやっていきたいと思います」

 ―オールスター休みは。

「家族でボストンで過ごします。くじら(※)を見にいきたいなと。天気次第ですけど」

 ―後半戦は、大谷、山本選手を擁する敵地でのドジャース戦。

 「西海岸からスタート。強いチームを叩いていかないと上にはいけないので、大事になってくると思います。年に1度ですので、(2人に)会えるのを楽しみにしています」

 ◆ホエール・ウォッチング 3月から11月にかけて、クジラがマサチューセッツ州、メイン州の沖に集まってくるため、夏のボストン港は、高速艇で沖合の保護区に出て、ザトウクジラ、ナガスクジラ、イルカなどの海洋動物を観察するツアーが人気。クルーズは、往復4時間程度で、沢山の観光客などで賑わう。ボストンの夏の風物詩だ。

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