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【高校野球】東京五輪始球式バッテリーが思い出の地で直接対決…軍配は相馬のエース・宝佑真

スポーツ報知 / 2024年7月15日 11時39分

健闘をたたえ合った原町の小泉(左)と相馬の宝

◆全国高校野球選手権福島大会 ▽1回戦 相馬10-0原町=5回コールド=(14日・県営あづま)

 福島の1回戦では相馬が原町に10―0の5回コールドで勝利。21年にあづま球場で行われた東京五輪野球開幕戦始球式のバッテリー対決が同球場で実現した。

 相馬のエース・宝佑真と原町の主将・小泉直大(なお)捕手(ともに3年)の五輪始球式バッテリーによる思い出の地での対決は、宝に軍配が上がった。相馬伝統のえび反りで熱唱する全力校歌を披露した宝は「まずは初戦を勝ち切れてホッとしました」と笑顔を見せ、5回コールドで最後の夏を終えた小泉は「悔しいですが、やり切った気持ちが大きいです」とすがすがしい表情だった。

 宝は130キロ台後半の直球にスライダーとカーブを織り交ぜながら原町打線をわずか2安打、8奪三振で0封と好投。2番に座った小泉は、初回無死一塁では「打てる自信があった」が遊ゴロ併殺。4回無死一塁は犠打で送って、無安打に終わった。宝は打でも活躍し、3打数2安打。5回には1死三塁から中犠飛でコールドを決め「味方に助けられて決めることができた」と勝利の立役者となった。

 ともに「思い出もあって、特別な球場」と話す場所での運命の対戦。試合後のあいさつでは小泉が「勝ってくれ」と託すと、宝は「直大の分まで絶対に頑張る」と思いを受け取った。「最後が相馬との試合で良かった。エースとして甲子園に行ってほしい」と小泉のエールを受けた背番号1は「思いを受け継いで挑戦者の気持ちで戦い抜く」と誓って握手を交わした。

(秋元 萌佳)

 〇…学法福島は相馬総合に11-1(6回コールド)。先発右腕・岩口柊介(3年)が「どすこい投法」で6回4安打1失点と粘投した。足を肩幅ほどに広げ、腰を落として制止してから、横手投げとスリークオーターを使い分ける個性的なフォーム。冬場に強豪の相撲部へ「出稽古」して鍛えた下半身を存分に生かすため春の県大会後から着手。最速は130キロ後半から120キロ後半まで落ちたものの、制球力が上がり「安定感が増してきた」と得点圏に走者を置きながらも要所を締めた。ノーシードからの戦いとなるが「(チームテーマの)ニコニコベースボールを体現しながら戦いたい」と意気込んだ。

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