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「作戦失敗…失礼しました」連日完封負け巨人・阿部監督…阪神ビーズリーに脱帽 攻略法授けるも8K奪われ三塁踏めず

スポーツ報知 / 2024年7月16日 5時0分

1回2死一塁、ビーズリー(左)の前に空振り三振に倒れた岡本和(カメラ・堺 恒志)

◆JERA セ・リーグ 巨人0―2阪神(15日・東京ドーム)

 巨人が阪神の先発・ビーズリーの前に打線が沈黙し、2試合連続完封負けを喫した。先発の赤星優志投手(25)は5回2失点と粘投したが報われず開幕6連敗となった。助っ人右腕とは今季2度目の対戦で計12イニング無得点。通算でも5試合で無得点で阿部慎之助監督(45)も「また違う策を考えておきます」と対策を急ぐ考え。貯金は5に減ったが、0差で首位のまま。上位4チームが0・5差にひしめく大混戦となった。

 難敵に完璧に抑え込まれた。巨人打線が阪神先発・ビーズリーの前に6回まで5安打無得点と沈黙。8三振で三塁を踏めなかった。阿部監督は「今日ちょっとね、オレが出した作戦があったんだけど、見事に失敗したので。僕が責任をかぶるって言って。失礼しました」と潔く負けを認めた。

 150キロ前後の微妙に動くカット系、ツーシーム系の速球、落差の大きいスライダー、縦に鋭く落ちるフォークを操る右腕・ビーズリーに対し、巨人は昨年が計6回2/3で無得点。今季も5月25日に甲子園で6回無失点の好投を許していた。作戦の詳細は今後の対戦もあるため明かされなかったが狙い球か?との質問に阿部監督は「そうですね」とコメント。チームとして球種を絞って攻略を目指したが相手が上回った。

 先発した赤星を登録する代わりに立岡が登録抹消。「ピッチャー(リリーフ)を9人にしたかった」と救援陣の厚みを保つことを優先し、1軍野手を1人減の16人として臨んだ。外野は右翼・丸、中堅・ヘルナンデスが固定。立岡は日替わり起用となっている左翼でも奮闘してきたが、リフレッシュ期間を設ける。ライバルの佐々木、若林ら若手にとっては大チャンスだ。

 「8番・左翼」で4回2死一、二塁で空振り三振など2打席連続三振に倒れた佐々木に代わり、6回から若林が左翼の守備に入った。阿部監督は外野で唯一の競争枠となっているレフトを争う若手について「思う存分、意識してやってほしい。レギュラーをつかめるチャンスだからね」とアピール合戦を求めている。新外国人のモンテスや坂本の状態次第では岡本和が一、三塁だけでなく左翼に入る選択肢もあり大激戦だ。

 左腕・ケイに苦戦した14日のDeNA戦に続き無得点。2試合連続、今季14度目の完封負けで7連勝後の2連敗となり貯金は「5」になった。ビーズリーとは今後も対戦する可能性があり「ずっと同じやられ方をしちゃっている。何とか、また違う策を考えておきます」と課題を残した。16、17日の阪神戦が球宴前最後の東京ドーム。満員の本拠地で再び流れを好転させたい。(片岡 優帆)

 【記録メモ】

 巨人は今季14度目の完封負け。巨人のシーズン最多完封負けは、47、15年と昨年の15度。ワースト記録に早くもあと1となった。また、東京Dでの完封負けは9度目。52年のフランチャイズ制以降で、巨人が本拠地のホームゲームで9度の完封は、57年後楽園で喫した8度を抜いてワースト記録になってしまった(後楽園での完封には63年10度があるが、ホームで7度、ビジターで3度)。

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