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高橋由伸氏が後半戦の起爆剤に指名した意外な人 巨人優勝へ「ようやく良くなってきたな」

スポーツ報知 / 2024年7月16日 5時10分

4回2死一塁、門脇が中前に安打を放つ

◆JERA セ・リーグ 巨人0―2阪神(15日・東京ドーム)

 相手が良かったと言えばそれまでだが、後半戦はもう少し打線は上向くと思う。門脇が後半戦の起爆剤になるような気がするからだ。ようやくスイングに躍動感が出てきた。春先、上半身と下半身の動きがバラバラで、だからバットが出てこなかった。球も前に飛ばず、徐々に自信をなくしていき、守備にも影響した。それがこの試合、上下のタイミングが合っていた。本人の中で打つポイントとイメージがマッチしてきたのだろう。ファウル一つ見ても全身バネのように振れていた。

 おもしろいように、守備も良くなった。6回、中野の難しいショートバウンドを難なくさばき、跳びはねるように送球。明らかに動きが変わった。走攻守で評価の高かった選手だし、後半戦が楽しみになった。

 完封負けしたこの試合は起爆剤になりきれなかった門脇だが、チームとして阪神・ビーズリーを攻略しないことには先がない。直球に強さがあり、曲がり球のキレが良く、チェンジアップも捉えきれなかった。試合中盤、阿部監督が足で揺さぶりをかけたように、スピードを生かした攻撃が重要になる。新外国人のモンテスが内野どこでも守れる売り込みでやってきたが、やはり、二遊間は調子の上がった門脇と吉川がいい。守れて走れる―。ここは失いたくない。

 一方で、そのモンテス。後半戦は、もう一枚“打てる人”を打線に入れたい。1番の丸から5番・大城卓、6番・岸田と、今ははまっているが、下位打線も厚くしたい。ただ、どこを守るのか。一、三塁は岡本和、大城卓、坂本がいて激戦区だし、二遊間は前述した通りに、門脇と尚輝がいい。ただ、モンテスがヘルナンデスくらいに打つようであれば、無理をしてでもどこかで使いたくなる。そして坂本をどうするのか。得点力アップが優勝へのカギになるだろうし、阿部監督の起用法に注目したい。(スポーツ報知評論家・高橋 由伸)

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