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大谷翔平、3冠の可能性 ド軍首位ターン待望の「ヒリヒリ」後半戦 高いモチベ例年にない期待感…担当記者が見た

スポーツ報知 / 2024年7月16日 2時0分

◆米大リーグ タイガース4x―3ドジャース(14日、米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、敵地・タイガース戦に「1番・DH」でフル出場し、3年ぶりの対戦となった前田健太投手(36)から内野安打を放つなど、2戦連続マルチ安打となる4打数2安打で前半戦を締めくくった。新天地1年目ながら29本塁打はリーグトップで、打率3割1分6厘も同2位。前半戦の段階では自己最高だ。チームは2戦連続サヨナラ負けながら貯金15で地区首位を独走している。昨年からの変化をメジャー担当・安藤宏太記者が「見た」―。

 残った力を全て出すかのように強烈な当たりを連発した。大谷は5回2死走者なしの3打席目に、前田と21年7月22日以来3年ぶりに対戦。カウント2ボール、1ストライクから落ちきらなかったスプリットを振り抜くと、打球速度108・5マイル(約174・6キロ)で遊撃手のグラブをはじく内野安打で出塁した。8回の4打席目も右前安打。2打席連続安打で前半戦を締めくくった。

 新天地1年目は欠場3試合で94試合に出場。29本塁打はリーグ単独トップで、打率3割1分6厘は同2位、69打点と23盗塁は同3位と、3冠王、トリプルスリーなどを狙える成績だ。昨年9月に受けた右肘手術の影響で今季は打者に専念しているが、ロバーツ監督も「素晴らしい男。私が期待していた通りの才能がある。毎日見ることができて楽しい。それでいて学び続けることに意欲的」と大絶賛。故障者も続出しているが「翔平、フリーマンは毎日出ている。このようなチームの苦しい状況が続くと中心選手が必要」と絶大な信頼を置いている。チームにもすっかりなじみ、フリーマンとは会うとお互いに深くお辞儀をする日本流のあいさつで絆を深めて首位を走るチームの先頭に立っている。

 これまで後半戦にやや成績を落とすことも多かった。だが、今季は例年とは状況が大きく違う。打者に専念しているのはもちろん、チームが首位に立っていることだ。昨季までのエンゼルスはプレーオフ争いに絡めず、22年のシーズン後には「目指すところが見えなくなってくる、そういう難しさっていうのはありました」と吐露したこともあった。だが今年はド軍は、グラスノー、山本、ベッツら主力の離脱者が続出し、2戦連続サヨナラ負けで前半戦を終えたとはいえ、貯金15で7ゲーム差の地区首位に立っている。

 試合後には16日(同17日)の球宴出場に向けフリーマン、スミスらとチャーター機で移動。かねてからの望み通り「ヒリヒリする」9月を迎えることは確実。23年のWBCで世界一に輝いた時のような高いモチベーションを保ったまま迎える後半戦には例年にない期待感がある。(安藤 宏太)

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