阿部一二三＆詩、大震災にも負けなかった父の姿に「素敵なお父さんの元に生まれて来て良かったなと思います」

阿部一二三と詩

　パリ五輪で日本柔道界初の兄妹での同日２連覇を目指す男子６６キロ級の阿部一二三（２６）と、女子５２キロ級で妹の阿部詩（２４）＝ともにパーク２４＝が１５日放送のＮＨＫ総合「ファミリーヒストリー」（月曜・午後７時半）に出演。自らのルーツに迫った。

　同番組は著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材。「アイデンティティ」、「家族の絆」を見つめるドキュメント番組。今回は阿部兄妹のルーツに迫り、その強さの秘密が探られた。

　大阪で出会った現役消防士の父・浩二さんと母・愛さんの曾祖父までたどっての一族の歴史を見た兄妹。阪神・淡路大震災での被災にも負けず、負けず嫌いでチャレンジ精神旺盛な父の歴史に「父の後ろを向いてる姿とかマイナスの部分は今まで見たことがない。素敵なお父さんの元に生まれて来て良かったなと思います」と詩。一二三も「そういうお父さんで良かったなと思うし、柔道でも僕らの気持ちの強さが（その影響で）出るというか」と話していた。