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【阪神】素顔は“ドクター”の助っ投が対巨人2戦2勝 岡田彰布監督ニヤリ「また巨人にいけるやんか」

スポーツ報知 / 2024年7月16日 5時0分

岡田彰布監督とハイタッチするビーズリー(左)(カメラ・今成 良輔)

◆JERAセ・リーグ 巨人0―2阪神(15日・東京ドーム)

 ビーズリーが“シンGキラー”襲名だ。6回無失点で4勝目。「ゾーン内にいい球を投げることができた」。対巨人戦は今季2戦2勝で通算18回2/3を無失点。「ジャイアンツは伝統の球団だけど、他球団の一つ。いつも通りの投球を」と平常心で立ちふさがり、0・5差に迫った。

 150キロ超の直球と多彩な変化球を交えた投球に岡田監督は「もう十分、十分。また巨人にいけるやんか」とニヤリ。甲子園100周年記念試合となる30日からの巨人3連戦(甲子園)は豪華ローテを予告済みだけに、再起用が有力だ。7回からは石井、桐敷、ゲラとつなぎ、守護神・岩崎の温存にも成功。「1人休ませられた。あしたは桐敷も休ませようかな」と思惑がはまり、ほくそ笑んだ。

 助っ投の素顔は“ドクター”だ。米クレムソン大時代は解剖学を専攻。「心臓、血管から筋肉の構造まで体の全てを学んだ」。この日25球投じ、巨人打線を苦しめた変化量の大きいスライダーはその産物で「どう体を使えば、どれくらい曲がるか分かるんだ」と胸を張る。将来の夢は学びを生かしたリハビリ担当コーチ。「でも…。その前にできるだけ長く日本でプレーしたいね」。まだまだ巨人の“天敵”として君臨するつもりだ。(直川 響)

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