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元巨人戦士がMLB本塁打出場 1次ラウンド敗退も「とても楽しかったよ」 “地元スタイル”で帰路に

スポーツ報知 / 2024年7月16日 11時22分

本塁打競争後に取材に応じるレンジャーズのガルシア(カメラ・安藤 宏太)

 MLBのホームランダービーが15日(日本時間16日)、レンジャーズの本拠地・テキサス州アーリントンのグローブライフフィールドで行われ、16年に巨人に所属した経験もあるA・ガルシア外野手(31)が出場したが、8人中4人が準決勝へ勝ち上がれる1次ラウンドで敗退した。

 ボーム(フィリーズ)、ウィット(ロイヤルズ)、T・ヘルナンデス(ドジャース)、アロンソ(メッツ)、ラミレス(ガーディアンズ)、オズナ(ブレーブス)、ヘンダーソン(オリオールズ)とともに出場。ガルシアは18本の柵越えをはなったが、5位で惜しくも準決勝進出はならなかった。テキサス州名物のカウボーイハット(テンガロンハット)をかぶってダービー終了後に取材に応じたガルシアは「いい感じだったけどね」と振り返りながら、本拠地のファンからの大声援を「とても興奮して、愛されているなと感じた。とても楽しかったよ」と感謝した。

 キューバ出身のガルシアは、キューバー国内リーグ打点王の看板を下げ、16年4月に巨人に入団。だが、4試合の出場で7打席に立ったが、1安打も放つことできずに8月に退団。その後亡命などを経て米球界入りすると、18年にカージナルスでメジャーデビューした。

 メジャーでレギュラーに定着したのは21年。レンジャーズで同年にいきなり31本塁打、90打点の成績を残すと、22年は27本塁打、101打点、23年は39本塁打、107打点の成績を残した。今季もここまで17本塁打を放っており、直近4年間で114本塁打を放っている。昨季の39本塁打は、本塁打王に輝いた大谷の44発に続くリーグ2位。ポストシーズンでもリーグ優勝決定シリーズMVPに輝くなど活躍を見せて、チームのワールドチャンピオンに大きく貢献した。

 ガルシアはオールスターには選出されていないが、本拠地の選手ということもあって、特別枠で本塁打競争にのみ出場となった。昨季もシアトルで行われた本塁打競争に参加したが、1回戦で準優勝したアロザレーナ(レイズ)に敗退していた。

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