1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【高校野球】生徒募集停止の和歌山南陵が3年生10人で初戦突破 6人で全国決めたバスケ部も応援

スポーツ報知 / 2024年7月16日 13時30分

10人で初戦を突破した和歌山南陵ナイン(カメラ・渡辺 了文)

◆第106回全国高校野球選手権和歌山大会▽2回戦 和歌山南陵4X―0紀北農芸(16日・紀三井寺)

 夏は2年連続4強入りの和歌山南陵が、紀北農芸に勝利し、3回戦に進出した。初回に3連打などで2点を奪うと、2回には7番の山塚虎大朗右翼手(3年)が左越えソロ弾。4回にも1点を追加した。投げては、松下光輝投手(3年)が自己最速の143キロをマークするなど、8回4安打12奪三振の無失点と力投した。

 同校では22年5月、給料の未払いを理由に教職員によるストライキが発生。学校運営に問題が続いた影響を受け、現在は新たな生徒の募集や入学を停止している。

 野球部も、入学当初は12人いた3年生が2人減り、現在は10人で活動。実践練習ができない分、打撃や守備練習を質より量を意識して行ってきた。この日は4回に中村聖捕手(3年)が頭部死球を受けて治療に入る場面もあったが「ここまで10人で練習試合を積み重ねてきていますし、たくさんやってきた上で夏の大会に挑んでいるので、怖さはなくて、10人で戦い切れる自信がある」と岡田浩輝監督。全員が出場して勝利をつかみ、6月に発表されたばかりのレゲエの新校歌が球場に流れた。

 学校は現在、経営体制を一新して生徒募集の再開に向け動いている。野球部は、現3年生が引退後は一旦休部となるが、来年以降は未定。学校名変更の可能性もあるため、岡田監督は「今夏が、南陵としては一区切りの夏になります」と説明した。主将の渡辺蓮遊撃手(3年)は「人数がどうとかじゃなくて、結局(試合に)出るのは9人、10人なので。僕たちは全力でできたかなと思います」と笑顔。次戦、智弁和歌山との一戦も総力戦で挑む。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください