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【高校野球】白樺学園が2年連続4強 188センチ右腕・半沢理玖が公式戦初完投「勝てたことがうれしい」

スポーツ報知 / 2024年7月16日 16時27分

9回1死、10個目の三振を奪い雄たけびを上げる白樺学園・半沢

◆第106回全国高校野球選手権北北海道大会 ▽準々決勝 白樺学園3―1遠軽(16日・旭川スタルヒン)

 9年ぶりの夏の甲子園出場を目指す白樺学園が、遠軽に競り勝ち2年連続の4強入りを決めた。最速143キロ右腕・半沢理玖(3年)が9回7安打10三振1失点で公式戦初完投勝利を挙げた。

 9回2死。左翼手のグラブに飛球が収まると、力強く右拳を握った。春全道4強の遠軽打線を最少失点に抑えての完投勝利に「遠軽はすごくバッティング良くて、振りも強い。そこを上手く交わして、カウントを整えることを意識した。完投できたことよりも勝てたことがうれしい」と頬を緩ませた。

 投じた球数は134球。終盤の7回から疲れが見え始めたが、エースの意地でマウンドに立ち続けた。8回終了後には亀田直紀監督(37)から疲労度合いを確認され、続投を志願。9回は最後の力を振り絞り、先頭から2者連続三振で2ケタに乗せた。

 和寒町出身で、中学時代は旭川北稜シニアでプレー。親交があった、2019年秋季全道大会優勝時のエース・片山楽生(現NTT東日本)に憧れて親元を離れた。片山と同じ「1」を背負う右腕は「まずはリカバリーをしっかりして、今より良い状態で戻ってきたい」と、22日の準決勝を見据えていた。

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