【ヤクルト】レジェンドＯＢ始球式に古田敦也、飯田哲也、川崎憲次郎の３氏が登場「テンションが上がりましたよ」

古田敦也氏

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　ヤクルト―中日（１６日・神宮）

　ヤクルトの黄金時代を支えた古田敦也氏、飯田哲也氏、川崎憲次郎氏が球団創設５５周年記念のレジェンドＯＢファーストピッチに登場した。

　マウンドには１９８８年ドラフト１位で入団し、９８年には１７勝で最多勝と沢村賞を獲得した川崎氏が上がった。ワインドアップから放たれた１球はノーバウンドでストライク。「まさかあそこまで。届くのは届くだろうと思ったけど、打てる範囲に行くとは思っていなかったので、自分でびっくりして次のアクションを忘れていた。自己採点は１００点」と興奮気味に振り返った。

　打者役の飯田氏は「もっと、ふんわり来るのかなと思っていたんですけど、ぴゅっと来たので、よかったです。空振りしやすかった」と柔和な笑みを浮かべた。

　捕手役の古田氏は「（川崎氏の球を受けるのは）久しぶりですね。僕があそこに座って、ピッチャーを見上げた瞬間はテンション上がりましたね。この景色！　この景色！って。久しぶりにちょっとテンション上がりましたよ」と大満足の様子だった。

　現在、チームは最下位に沈んでいる現状に古田氏は「ちょっとヤクルトの場合は連敗していたけど、試合内容自体は結構、競った試合が多かったんでね。なんか、歯車がちょっと変わるとか、新しいパーツがポンっとこう（入るとか）、本当にニューヒーローみたいなのが、出てきてくれたら、ありがたいですけど」と、“救世主”の出現を待ち望んでいた。