【阪神】勝てば首位浮上の伝統の一戦第２Ｒで敗北 才木浩人、自己最多１３３球で２失点完投も９勝目逃す

阪神・才木浩人（左）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　巨人２―１阪神（１６日・東京ドーム）

　阪神が巨人に敗れた。勝てば首位浮上だったが、痛恨の黒星となった。

　先発・才木は８回９安打２失点で９勝目を逃した。火曜日の登板となってから４戦連続勝ちなし。自己最多の１３３球を投じる力投だったが、今季ワースト９安打を献上し“火曜日の壁”にまたも阻まれた。

　初回、先頭・丸に中前打、吉川に四球を与え無死一、二塁。ヘルナンデスは空振り三振に抑えたが、岡本和、大城に連続適時打を浴びた。その後２死満塁では、門脇を右飛に打ち取り大量失点は避けた。

　打線は２回に反撃。２死一、二塁から小幡が左前適時打を放ち１点差に迫った。

　３回は才木が１死から三者連続安打を許し満塁とされたが、門脇、山崎伊を連続三振に抑え無失点で切り抜けた。

　痛恨のプレーは５回２死一、二塁。二塁走者・野口がけん制死。打者・大山の好機だっただけに、大きなミスだった。