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「私の野球観が変わった」90年日本S4連敗で名セリフの巨人・岡崎郁、94年日本一奪回で雪辱

スポーツ報知 / 2024年7月17日 6時5分

 創立90周年を迎えた巨人。巨人での出場試合が多い野手、投手を中心に記録にも記憶にも残る歴代の「偉人」を紹介します。第59回は岡崎郁。

 90年の日本シリーズで巨人が西武に4連敗を喫した際に「私の野球観が変わった」と敗者として名セリフを発したのが、岡崎郁だ。

 1961年6月7日、大分県生まれ。大分商で79年春はエースとして、夏は遊撃手で甲子園に出場し、同年ドラフト3位で入団した。

 84年は肋膜(ろくまく)炎で療養生活を強いられ、いったん支配下登録を外れたが、85年に復帰し1軍定着。ミートのうまさや柔らかいバットさばきで「篠塚2世」と言われ、河埜和正の後に遊撃のレギュラーとなった。

 87年は守備率・994と遊撃手のプロ野球記録(当時)をマーク。88年から背番号は5に。

 89年、3連敗から奇跡の4連勝を成し遂げた近鉄との日本シリーズでは第1戦と第6戦で本塁打。優秀選手賞に輝いた。

 90年、西武とのシリーズでは12打数5安打1本塁打で敢闘賞を受賞するが、4連敗の悔しさが冒頭の発言となった。

94年雪辱の日本一奪回 90年には選手会長となり、93年8月11日のヤクルト戦では第58代の4番に。94年の西武との日本シリーズでは第3戦で2安打、4戦で3安打を放ち、日本一奪回に貢献した。90年の雪辱も果たした。

 96年に引退し、コーチ、2軍監督、スカウト部長を務めた。

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