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「みんなヒーローになりたくないのかな」阿部監督が勝利にも怒り「チャンスなのに悲壮感しか伝わってこない」

スポーツ報知 / 2024年7月17日 5時0分

7回、ベンチで厳しい表情の阿部監督(カメラ・堺 恒志)

◆JERA セ・リーグ 巨人2―1阪神(16日・東京ドーム)

 勝利インタビューとは思えない空気だった。試合後、阿部監督は怒りをあらわにした。「勝ったんだけど、あんまり気持ち良くない勝ちなので。うれしいですけど、いろんなミスが出たり、やるべきことが全くできていなかったので」。語気を強めて引き締めを図った。

 難敵の才木から初回に2点を先制し、なお1死二、三塁から岸田が空振り三振。この回計38球を投げさせたが、次の1点を取れず、3回は1死満塁から8番・門脇が空振り三振に倒れた。

 「ベンチから見ていると、みんなヒーローになりたくないのかなってね。チャンスなのに悲壮感しかこっちに伝わってこないというか、ヨーシッ!みたいのが全くない。打てなかったらどうしようみたいな。そっちばっかり見えちゃうんだよね。まあチキンなだけなんだろうけど。あんまり言いたくないんだけどさ。『何がなんでも』みたいのも見えないし、そういう姿を見せてほしいよね」

 1点リードの8回無死一塁では門脇がバントを2度ファウルにした後、ヒッティングで見逃し三振。会見の途中、報道陣から「怒っていますか?」と聞かれると「当たり前でしょ。ひどいプレーがいっぱい出た。ここって時に外野フライの一つだったり、そういうのができてなさすぎた」とバッサリ。「まあ、これでピリッとするだろうし。何も言わないでね、ハイハイハイハイってやっていてもどうしょうもないので。多少の厳しさは出していかないといけないと思いますので」とカブトの緒を締めた。

 守備では5回2死一、二塁、捕手・岸田からのサインプレーで山崎伊が二塁けん制で二塁走者・野口をアウトにするビッグプレー。「キシがよく見ていた。ナイスプレー」とたたえた。攻撃面に課題が出た中で2―1で守り勝ち「それが幸いだよね。負けてたら今日(会見場に)来てないよ」。勝負は8、9月。先を見据えるからこそ、あえて鬼になった。(片岡 優帆)

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