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自己最多128球で首位守った山崎伊織の楽しみは犬専用の幼稚園への送り迎え「社交性を学ばせてんねん!」

スポーツ報知 / 2024年7月17日 5時0分

お立ち台で笑顔を見せる山崎伊織(左)と大城卓三(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人2―1阪神(16日・東京ドーム)

 巨人が阪神に競り勝ち連敗を2で止め、球宴前の貯金ターンを決めた。山崎伊織投手(25)が7回128球で1失点。同じ兵庫出身で同学年の阪神・才木に投げ勝ち、チームトップタイの7勝目を挙げた。打線はリーグトップタイ8勝の才木から、初回に岡本和真内野手(28)と大城卓三捕手(31)の連続適時打で2点を先制。バルドナード、大勢とつないで逃げ切り、中止となった2位・DeNAに0・5ゲーム差をつけ首位を守った。

 フッと息を吐いて気持ちを入れ直し、山崎伊は力強く腕を振り下ろした。1点リードの7回2死一塁、自己最多の128球目。野口を外角低めのスライダーで中飛に打ち取り、堂々とベンチへ戻った。最速151キロで7回8安打を浴びながら1失点。菅野、戸郷に並ぶチームトップの7勝目をマークした。開幕から、ローテーションの軸が担う火曜日で15登板し、防御率1・67。球宴前の最後の先発を終え、「いけるところまで出し切らないといけないと思っていたし、よかった」と喜んだ。

 同じ兵庫出身の同学年対決を制した。才木は須磨翔風、山崎伊は明石商。高校時代には練習試合で対戦した経験もあり「身長もでかくてすごかった」という。「本当にいい投手なので集中していきました」。2―0の2回2死一、二塁で小幡に左前へポトリと落ちる適時打を許し、初回以外は毎回走者を背負った。4回には右足に打球が直撃。それでも岸田のリードでカットボールよりスライダーを多投し、粘りきった。阿部監督は「相手投手よりも先に降ろしたくなかった。僕の意地も出して投げてもらいました」と、戸郷と2枚看板を担う右腕を信頼し、120球超えでも託した。

 主力が担う火曜日に登板を重ね、身についたのは投球術だけではない。関西弁で明るく先輩、助っ人にも積極的に話しかけるムードメーカー的存在。先輩たちの姿を見て、立ち居振る舞いを学んできた。監督選抜で初選出された球宴では「自分の球がどんな感じなのかを聞いたり、野球以外の話もしたい」と他球団の一流選手との交流も待ちわびている。

 社交性の大切さを愛犬にも伝えている。愛してやまないのは、マルチーズとトイプードルのミックス犬・ロイドくん。休養日を前に「ロイドを幼稚園に連れていかなあかん。社交性を学ばせてんねん!」と、犬専用の幼稚園への送り迎えを楽しみにしている。「迎えの時間の少し前に行って、ガラスの陰から何してるか見るのがいい。それが最近の楽しみやな」。愛犬が成長している姿を見て「ロイドも頑張っているから俺も頑張らなあかんな~」と力をもらっている。

 戸郷とダブルエースと呼ぶにふさわしい活躍を見せ、前半戦の最終登板を終了。「菅野さんと戸郷になんとかついて行こうと思って投げているので、後半に向けてまた頑張っていきたい」。後半戦もチームに光をともし続ける。(水上 智恵)

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