身長１９１センチ、最速１４９キロのプロ注目右腕が「ＬＩＧＡサマーキャンプ」に出場表明「エスコンで１５０キロを出します」

石田充冴

　身長１９１センチの長身で、最速１４９キロを誇る北星学園大付（南北海道）のプロ注目右腕・石田充冴投手（３年）がこのほど、夏の甲子園大会に出場しなかった高校３年生の野球選手を対象に８月、北海道で行われるリーグ戦「ＬＩＧＡサマーキャンプ」への出場を表明した。

　石田は「このような機会を作って下さり感謝しています」と礼を述べた上で、「最後の夏の大会が、試合３日前にアクシデントがあり、必死で治療しましが間に合わず、不本意に終わりました。夏の大会が終わった翌日からトレーニングを開始しましたが、力を発揮できなかったこと、取り返す場がもうないと思うと、悔しさと辛さがありました」と今の心境を明かした。

　「大会の結果は不本意でしたが、僕の目標は高卒でＮＰＢです。サマーキャンプの記事を見て、ここまでやってきた成果と、次へのステップで参加してみたいと思いました」と８月、実戦を経てさらなるレベルアップを目指す考えを示した。

　「また、同学年の選手と原点である野球を楽しみ、故郷の北海道エスコンフィールドで１５０キロを出します」と夢を描いた。「セールスポイントは、長身からのストレートとスプリットとチェンジアップです。その他、昨年は５番センターで出場し、円山で本塁打も打ちました。今年も飛ばないバットでしたが、センターに本塁打を打っています。肩と長打力も自信があります」と打力面もアピール。「公式戦は負けてしまいましたが、高校３年の夏に大きな目標ができました。ありがとうございました」と感謝の気持ちを示した。

　「ＬＩＧＡサマーキャンプ」の試合は北海道・栗山町を中心に８月９日から１７日まで行われる。最終戦は日本ハムの本拠地で夢の新球場・エスコンフィールド北海道が舞台となることも決まった。４チームによるリーグ戦が展開され、最終的に約６０～８０名の高校３年生が集う見通しだ。