ジャッジが守備中コメント直後に大谷翔平が圧巻本塁打であ然「信じられない」「手術明けなのに…」

◆米大リーグ　オールスターゲーム　ア・リーグ５―３ナ・リーグ（１６日、テキサス州アーリントン＝グローブライフフィールド）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１６日（日本時間１７日）、レンジャーズの本拠地・テキサス州アーリントンでのオールスターゲームにナ・リーグの「２番・ＤＨ」でスタメン出場し、４度目の出場、通算８打席目にして待望の球宴初本塁打を放った。

　快音が響いたのは両軍無得点のの３回無死一、二塁で迎えた第２打席。レッドソックス右腕のホークから先取点となる３ラン。２ボールからの３球目、甘く入った８８・９マイル（約１４３・１キロ）のスプリットを捉えた。打球速度１０３・７マイル（約１６６・９キロ）、打球角度２９度で右翼席に一直線。飛距離４００フィート（約１２２メートル）の一打に、満員に埋まったスタンドは大盛り上がりとなった。今季レギュラーシーズンで２９発を放っているが、３ランは今季初めて。ドジャースの選手のオールスターの本塁打は１９９６年のピアザ以来球団２８年ぶり１０人目となった。

　この日の試合は米放送局「ＦＯＸ」が中継。大谷の本塁打が出た３回はジャッジが中堅を守りながらマイクをつけ、放送席とつないで会話していた。実況から大谷について問われると「信じられないよ。彼が毎年成し遂げることは。今年も（右肘）トミー・ジョン手術明けなのに、打率３割１分６厘で、ホームランも３０本（実際は２９本）打っている。信じられない」と話した直後に右翼へホームラン。右翼手で同僚のソトと目を合わせてあ然とし、苦笑いするしかなかった。