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【高校野球】慶応の昨夏V投手・小宅雅己が今夏初マウンド 重圧を取り除いた森林監督の言葉とは

スポーツ報知 / 2024年7月17日 14時35分

慶応の3番手救援した小宅雅己投手(右)と捕手で主将の加藤右悟(カメラ・加藤弘士)

◆第106回全国高校野球選手権神奈川大会 ▽4回戦 慶応4―1横浜商大高(17日・横須賀スタジアム)

 慶応は、0-0の3回1死満塁から再開された継続試合に勝利した。昨夏の甲子園で優勝投手に輝いたエース右腕の小宅雅己が今夏初登板。2点リードで迎えた7回2死二、三塁で救援し、スライダーで空振り三振斬り。危機を脱した。

 「ピンチになったら行く準備はできていました。想定内でした」

 森林貴彦監督(51)からは「全部抑えるとか、そういうことは期待していないから。元気に投げてくれればいいよ。みんなで勝てばいいから。同点までOKだぞ」との言葉をかけられ、重圧から解放された。カットボールも切れ、8回は3者凡退。9回は2死満塁とされたが、落ち着いて後続を断った。2回1/3を3安打無失点、3奪三振の内容だった。

 「落ち着いて投げられましたし、甲子園の経験は大きいなと思いました。動じずに自分の投球ができていると思います」と背番号1。継続試合になった影響で16日から3連戦となり、18日は難敵・桐蔭学園との5回戦に臨む。

 「勝利のために、自分が出来ることをしっかりと。チームに貢献して、勝利できればいいかなと思います」。エースの熱い夏が、始まった。(加藤 弘士)

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