石丸幹二、チャップリンの演劇人としてのメッセージ「より理解できるようになった」音楽劇「ライムライト」３度目上演

公開稽古を行った（左から）太田基裕、石丸幹二、朝月希和

　俳優の石丸幹二が１７日、都内で行われた主演音楽劇「ライムライト」（８月３～１８日、東京・シアタークリエ）の公開稽古に朝月希和、太田基裕らと出席した。

　チャップリンの名作映画「ライムライト」を２０１５年、１９年に続き３度目の舞台化。かつての人気者で、現在は落ちぶれた芸人のカルヴェロを演じる石丸は「チャップリンと言えば、ちょびひげにステッキのイメージが強かったけど、『ライムライト』には演劇人としてのメッセージを残している。それが初演から９年たって年齢も６０代に近付いて、より理解できるようになった」と語った。

　バレリーナのテリー役を演じる朝月は「悲しみ、切なさ、温かさが湧き上がる作品。テリー役で出演できることは、光栄でうれしい。身が引き締まる。石丸さんに体当たりするように稽古しています」。バレエのトウシューズで踊る朝月について、石丸は「本当にうまくて、プリマバレリーナそのもの。この先も、すてきな踊りを見せてください」と太鼓判を押した。