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増田陸 2度目の日本タイトル挑戦「KOで勝ちます」王者の富施郁哉はあわや失格 2度目の計量でパス

スポーツ報知 / 2024年7月17日 15時42分

タイトル戦に向け計量を行った富施郁哉(左)と増田陸(右)

◆プロボクシング 「フェニックスバトル 119」 ▽日本バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・富施郁哉―同級1位・増田陸(18日、東京・後楽園ホール)

 「フェニックスバトル 119」の計量が17日、東京ドームシティ内の「blue―ing!」で行われた。メインを務める日本バンタム級王者の富施郁哉(ワタナベ)は1度目の計量では500グラムオーバーの54・0キロ。2時間後の2度目の計量で53・5キロのリミットでパスした。挑戦者の同級1位・増田陸(帝拳)は53・4キロの100グラムアンダーで1発パスした。

 メインの予定だった日本スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ10回戦が王者・高山涼深(すずみ)=ワタナベ=が急性胃腸炎にかかり中止。急きょ、セミファイナルだった日本バンタム級タイトルマッチがメインとなった。

 WBA世界11位、WBO世界同級13位、IBF世界同級15位の増田は昨年8月、堤聖也(角海老宝石)に判定で敗れて以来、2度目の日本タイトル挑戦。「メインは気合が入る。KOで勝ちます」と快勝で世界にアピールすることを誓った。

 4月に王座決定戦で杉本太一(勝輝)を5回TKOで下し、タイトルを奪取した富施は初防衛戦。オーバーした1度目の計量時は顔面そう白だったが、ウォーキングや縄跳びなどを行い2時間で500グラム落とした。「ほっとしました。相手にも失礼なので死ぬ気で落としました。試合はリングで力出すだけ」と昨年5月の対戦では7回TKO負けしており、リベンジを誓った。

 ともに26歳の2人の戦績は富施が14勝(3KO)3敗、増田は4勝(4KO)1敗。

 試合はLeminoで生配信される。

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